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「どう教えるか」の情報はなぜ少ないのですか

為末大学 Tamesue Academy11:56

Transcription

え、試せ大学の質問コーナーです。質問です。

近年陸上系YouTuberが増えてきており、競技者へ向けた早く走るための情報は溢れていると思いますが、指導者向けのどう教えるかという情報は非常に少ないと感じます。これは単にそういった情報のニーズが少ないからなのか、また陸上の教え方の方法が確立されていないからなのか、もしくは指導方法は一般化できないからなのか。さんはどう思いますか?

最近いろんな陸上スクールの指導者の教え方を見ていて、一方的に自分の意見を伝えるだけだったり、その教え方はいかがなものかと思うことは多いので疑問に思いました。はい。

え、これはあの確かに、え、な、何て言うんでしょうね。誰か教えるっていうことと、ま、難しさ的にですね、私は順番的にどうなってるかって言うと、誰かを育てるという教えるっていうことですね。ま、技術を伝えるっていうこと。それからその人が自分で学べるようにしていくっていうことですね。で、こっちよりこっちの方が難しいと、あの、できるようにする。それから学び方を教えるってところで、1番難しいのは教えられる人を教えるっていうことですね。育て、人を育てられる人を育て るっていう、ま、こういう段階になってきて、今おっしゃってるのはこのコーチを育てるコーチがいない、少ないということなんだろうと思うんです。これは、ま、おっしゃるように大変難しいことで、え、ま、なので少ないっていうのはあるのかも しれないですね。

で、ま、1つその難しさを説明しますとですね、これ、あの、この2つの段階ですね、何かができるようになるっていうことと、ま、学び方を知るっていうことってのは結構これ、え、伝達方法は違うんですよね。あの、私なんかが、あの、すごく思うのはですね、ま、例えばよくでもお話してますけども、え、人の動きっていうのは、え、ま、人がこう動という意識を持って動くことで、あの、動きに現れるわけですね。え、例えば、まあ、なんかピッチングとか教えていて、これで手は意地はこの肩より下げた、上げた状態でこっから前に出して投げるんだよとか、ま、仮に教えてしますね。ま、どっちが正しいのかちょっとわかんないですけど。ま、それは見た目的 にそうなんですよね。だからこれを、ま、どんな風にやるかって言うと、例えばこの肘を先にあの先行させるのに、まだ肘で何かをこう落ち着けるようにやってそれから手首でやるんだよとか、ま、例えばここに紙があるんでそれをこう弾くようにやるんだよとかちょっとわかんないですけど、そういうは意識の話ですよね。全車はどんな形に現れるかって話で、校舎はどういう意識をすればそれが出てくるかっていう話なんですね。

で、全車の形ですね。これは一般化できるんですよ。もちろん体型で色々あるんですけど、ま、概スポーツとか技能系はこういう動きがあれば、まあ9割型オッケーですよっていうのは確立されていますから、走り方でもそうですね。ですからそれを言うことは可能なんですね。で、皆さんこれを目指してくださいねと。ま、例えて言うならですね、え、ま、あの山がありましてあそこが山頂なんですよと。で、あそこまで登ってくださいねっていう、ま、そういうことは言えるわけですね。ところが、ま、人それぞれですね、いる場所が違ったり、あの、実は中腹にもいますねとか、いや、下にいるんですとか、装備が違ったりするわけですね。そうするとそれぞれの人によって、えー、登り方とかアドバイスが全部変わってきちゃうわけですね。で、それはですね、やっぱその人を見てみない限りは、何て言っていいかわかんないです。ですからその人の体の感覚に入っていって、つまり見た目だけを伝えるんだっ たら不偏化できるんだけれども、その人にさっき言うように肘を押し付けてとかこう手首で叩くようにっていうのはその人が置かれてる状況を見ながら、あ、今のこのフェーズだったらこういうこと言えばいいかな。しかもそれを言って1回やるとです、あ、この人はこういう言葉をかけるとこんな動きが返ってくる人なんだって、あの、その人のモデルが頭の中できますから、それによって次の言葉を変えたり、え、資格的に教えたがいいかなとか、ま、いろんな選択をしてくんです。ですから、やっぱりその人が今どの動いてるのを見てかつ何回か言ってみてフィードバックを受けて、で、これの繰り返しっていうのが大変重要なんですね。で、ここがおそらくあのYouTubeとか皆さんがいつどういう状況で見れるかわかんないところではできない点が1個なんじゃないかなと思います。

でもこれはですね、技能の話なんですよね。何かを習得するっていう話です。で、次に難しいのはですね、その人は今の話ができるようになったとですね、なんでこれを肘を押し付けると、ま、これを叩くようにすると投球が良くなったのかっていうのは本人にはわかんないわけです。言われた通りやってみたら、あ、なんか良くなりました。ありがとうござい ます。なんですよ。で、その奥には身体が持っているメカニズムっていうのがあってですね、構造ですね。この構造が分かる と、あ、だから肘をやれって言ったんだなとか、だからこう叩けって言ったんだなっ てな、あの先端で走るように意識をこう力を抜くためには紙を弾くようにっていう風にこの力が抜けてる方が早く触れるんだとかちょっとわかんないですけど。ま、そういうことになるわけですね。この後ろっ構造を理解すると、じゃあもしこんな意識でやればこんな動きになるんじゃないかとか、じゃあもしこうすればこうなるんじゃないかていう発想が浮かんでくるわけです。で、この構造をしに行くってのはなかなかこれは難しいんです。そして時間がかかります。ですから多くの指導者が、ま、短い時間で早くしようと思ったらちょっと後ろ側のこと言うのめんどくさいんで、目の前のことを言ってできるように なりましたっていう感覚を持ってもらうっていう方法にどうしても言っちゃうわけです。でも本質的なコーチングになってくるとやっぱ校舎の方になっていくわけです。

で、さらにその校舎の方の、ま、もうちょっといい方法はですね、え、実はその指導者にそのこと構図を教えてもらったっていう感覚が薄れていくことなんです。つまり自分で思考錯誤した結果自分で発見しこうやって知ればいいんだって思ったっていうの感覚を持つっていうのはこれ が重要なんです。つまり良い指導者こと姿が削るわけですよね。だんだんだんだん。だからあのすごい指導者の方でね、みんなに感謝されてっていう指導者もすごいんですけど、私はさらに上位の指導者はあんまり存在感なくて、あの、よくわかんないんだけれども選手がなんか育っ ちゃうっていう指導者の方が実は私上位な んじゃないかと思います。なぜなら人は自分の力でそれを獲得したって思うと自信が出ますし、それが学びへのドライブになってくわけです。さらに誰かに依存したわけじゃないんで、その人がいなくても自分でいけるんだっていう、つまりこうやって指導者を見ながら学習するってことを記憶するんじゃなくて、自分で目の前を見ながら歩んでいくってことになるわけです。この感覚をどう思ってもらうかっていうことがいずれ手は離れていくわけですから、そのために大変重要なわけです。

あの、昔私はですね、こうここで話したことあるかもしれないですけど、あの、ブラインドの方のですね、ま、あの、ボルダリングを手伝いしたことがあって、ま、目が見えない方は登るわけですね。ボルダにで後ろからガイドっていう人がもうちょっと客観的に見るんで、え、こ、こうですよ、ああ、ですよっていう風に言うと、で、ガイド役を私やったんですけ ど、ま、あの、勝とうと思ってですね、案の女をこう、あ、右で出した。もうちょっと早く今度左で右足をこうやってやってっていう風に、ま、早く登ったん ですよ。で、で、それが終わった後に降りてきて、あの、フィードバック受けたら、いや、た勢さんは本当最悪でしたねっていうフィードバック受けて、で、なんでかと言うと、あれは田晴さんが登らせてたんであって、彼が登ってたんじゃないですよね。とで、ああ、確かにと思って、じゃあどうしたら良かったんですかと言うと、たせさんがやることは3つですと。え、方向、距離、形、これだけやってくださいって言われたんですね。つまり右45°の30cm向こうに大きめの少しゴツゴツした石がありますと。これだけ言ってくださいと。で、どう登るかがスポーツじゃないですか。どうやるかがその人の楽しみじゃないですか。それは本人が考えるんですって言われたんですね。なんかここに尽きてる気がするんですよ。コーチングの本質は。つまり最初登り方とか色々言うかもしれないですけど、だんだんだんだん周辺のことだけ言う。ある目標物だけ言う。ま、やってる間のフィードバックあるかもしれないですけど、そういうこと言う。あとは本人が学び、本人が自分でやってくんだっていう感覚を得ていくっていうのをどう後押しするかが、ま、コーチングの本質で、で、これができるとコーチがコーチを育てることも可能になってくと思うんですね。つまりこうそういう枠組で人が自動的に動かすシステムをやると、ま、その人もこう一緒 に動いていけるわけです。ま、もちろんある1つのね、回率みたいなのでバンバンバンって仕切っていくこともできると思うんですけど、ま、突き詰める と自分でね、考えるしかなくなるんで選手はね、どうせグランドに行けば1人ですから、ま、その時にちゃんと動いて考えていけるような指導法っていうのは、ま、まずは技能を分かりやすく伝えていく、ま、風的なものを伝える、それからその人にあった、え、力の入れ方とかですね、なん かやってくる。そのうちに構造を理解するような、え、伝え方をしていく。そして自分でその構造を理解しながら自分自身であれこれ試して感覚を掴んで成長していくっていう今度こっから自分で動き出しが始まりますよね。で、この辺からコーチの役割っていうのは、ま、直接なあれってよりも周辺環境を伝えて本人がどうするかっていうことやっていく。質問を投げかけて本人のビジョンとかやりたいことをクリアにしていく。外から見えてる様子をフィードバックする。ま、あとはモチベーターですよね。モチベーションの高でモチベーターもやりすぎると依存関係になってこっちがいないと選手のモチベーションが湧かなくなりますから。これはやっぱ適度な距離を持ちながらやっていくとつまりな何て言うんでしょうね。自分が壁の上にいてで生徒が下にいるとしたらそれを手を使って引っ張り上げるんじゃなくてその人がそれ壁を登っていこうとするような力湧き出る何かをするっ てことなんでも決して体には触らないっていうことがまコーチングなんだろうと思うんです。

で、これがどうやってやるんですかと言うと、ま、ぶっちゃけて言うと、あの、ブッダも言ってましたけども、あの、方便っていうかね、あの、あの人に言ったこととこの人に言ったことは違うじゃないかって言われた時に、それはその人は置かれた状況が違うんだから違うんだって、それは嘘ではないんだっていう風におっしゃいましたけど、だそう ですけど、ま、そういう感覚なんじゃないかと思うんですね。ですから知戸の仕方に不遠性は持ちにくいのかなっていうのはちょっと思います。

ま、もう1つはこの走り方に関することはですね、えっと、いろんなことあるんですけど、突き詰める と、まあ、概場会って言うんですかね。多分それなりのコーチの人たちはもう合意がされてる感じなんです。あんまり突言っ てる人はいなくて、ま、地面人間が進むっ てのは地面に設置してる瞬間しかなくて、その瞬間の姿勢と力の入れ方が、ま、全てだろうと。私の言葉はで言えばそれが乗り込みなんですけど、ま、あの外国人、アメリカ人の方はプッシュって言ったり するし、色々あるけど、ま、地面につく瞬間の姿勢と力の入れ具合はどどういう感じでいきますかっていうところで概あの違ったこと言ってないんですね。だからちょっと寂しいなと思われるかもしれないですけど、この世界魔法はないので、ま、概意されたものをどんなアプローチであの、山登りますかっていう風にYイワイやってるように見てもらえればいいかなと思い ます。逆にそのこと以外を言ってるコーチングに関しては、まあ、ちょっともう少し深く考えられるんじゃないですかという感じを、ま、我々は思ってるとそんな印象ですかね。はい。

ということで、あの、ご質問に回答しました。どうもありがとうございました。