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そして「思想無きものは何も成しえない」ことを知った。:才能の言語化#54

rの住人ピエロ【哲学】5:18

Transcription

今やChatGPTなどのオープンAIは、例えば知識量ではすでに人間のレベルを明確に超えています。5年前、「今後富の分配が起きる可能性が高い」と話していた通り、実際AIが使えるレベルになってから論文や実験データ、過去の優秀な人々の発言などを5秒で引っ張り出せるようになったので、ペロ自身動画のサクセススピードも23倍短縮されました。また、自分のノウハウみたいな感覚的すぎたことが最も理解しやすい形で言語ができたり、他にも道徳的アドバイスや来たコメントのデータ抽出、そこからのフィードバック何でも高制度ででき、「脳の奥の方を最近使ってないな」って感覚が出てきたほど正期を意識した思考短縮、まさに革命的「富の分配が起きたな」と思っていたんですが、世間は「これ事実か」みたいなエビデンス確認とか、他にも「占いとか相談役にしたい」とかで、趣視のデータによれば世界のAI利用者の約8割は検索会話用途のみだと言われています。

別にいいんですが、富の分配の恩恵はそのレベルではないんです。皆さんそうだったじゃないですか。なぜ我々一般人はお金持ちになることの難易度が異常に高かったんですか?それは経験とか専門性とか人脈が必要だったからなんです。この経験、専門性、人脈が必要だった領域にAI一つあれば未経験でも参入できるようになる。実際AI登場以降、富の移動が起きているんです。富を即座に転用できる人たちが、従来の専門家や資産家を凌駕するケースが出てきたんです。例えばYouTuberなどの発信者はビジネス上で最もホットな存在なわけですが、でもそこには知的格差や魅力格差、もしくは想像性みたいなハードルがあった。そこを補えてしまうのがAIなわけです。AIは数十秒で想像性、魅力、好奇心を生み出せるようなコンテンツを、従来の伸びたモデルケースを参考に作成できるようになり、AIを扱えないものからAIを扱えるものへ、発信者ですら富の移動が起きる。

でもだからと言って悲観する必要はなく、例えばペロは自分の最高到達点を超えるようなものを連続的に数分単位で作れる時代が来たら、それを誰かではなく自分で管理して富も知的好奇心も独占するからです。富の分配は起きなかったんです。厳密にはインターネットと同じように機械の分配にはなったが、結果の分配にはならなかった。やはり能力というのは思想あるものにしか渡らないんです。確かにAIの普及で今後情報量という意味での富の分配は起きます。世界のインターネット普及率は2030年代には90%近くになると言われています。つまり連動してAI普及率も90%近くになる可能性がある。では富はただ届くだけで分配されたと言えるのか。

電気は19世紀末、富裕層のみが所持していましたが、20世紀、一般家庭に普及しました。インターネットは1990年代、先進国の一部のエリートのみのものでしたが、2000年代後半、スマホと共に世界に普及しました。電気もインターネットも最初は富を作り出すものとして、権力を獲得するための道具として一部が所有していた。それを一般家庭に普及させ、彼らは格段たる地位を築いたんです。普及しても富の分配は起きなかった。我々はただの利用者です。ただそれが届いただけ。しかし時間経過と共に、高発組ではあるが、その電気を使用し、そのインターネットを使用し、自分の人生を変えるほどの利益を生み出す、ただの使用者ではない個人が現れ出した。結局そこにあるのは思想なんです。

ミシェル・フーコーは言いました。「富は権力である。富はそれを使いこなせる人にしか力を持たない」と。インターネットも月間何億人もが見るという観点で強力な権力媒体なんです。それをただの使用者として使うか、利用者として使うか、これは思想なんです。その権力が権力として機能するかは思想なんです。ただ手元にあるだけではインターネットも富も機能しない。AIはお金を稼ぐだけじゃないです。人への教育にも、普段の仕事の効率化にも、思考力の強化にも、富は無限の汎用性を持ちます。ただその汎用性すらも、思想のない人間にとっては無価値なものになる。これは明確に格差の話になります。富の撤廃、思考保障により、これから未経験者が挑戦できる領域がさらに広がり、行動格差がより顕著になります。それは資産格差として如実に現れる。皆さんがインフルエンサーみたいな金持ちを今日目にしているように、新しい顔ぶれでまたその数を増やす。しかし今と違うのは、その人たちには能力的に自分と変わらないという特徴がある。その格差の違いは思想があるかどうか。富の分配が起きた。でもそれは思想を持つものだけが生かせる革命だった。

インターネットが障壁を下げ、AIがさらに障壁を下げ、次の時代また新技術がさらにその障壁を下げる。その下がったハードルに地層を持つものが流れ込む。今回の新技術で「スキルが足りない」という意味での富のハードルが撤廃された。これがどれだけの挑戦者を生み、無気力時代に突入した今、どれだけの格差の根源になるか。教育とは本来、無力な人間を生み出すことがゴールになってはならないんです。教育とは、その人間から思想を引き出すことこそが本来の役目なんです。少子高齢化。5000万人時代。なぜそんなに人が減っていくのか、理由がよく分かります。