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「ゴールから逆算してステップを考える」は、子供にも有効ですか

為末大学 Tamesue Academy8:02

Transcription

えた大学の質問コーナーです。質問です。以前の動画で、子供と大人は体が違うので、子供の頃の最適化は大人に必ずしも通用するものではないというお話がありました。ゴールの設定に関しても同様に、大人と子供は違うものでしょうか。大人になるとゴールから逆算してステップを考えるということが多いかなと思うのですが、子供の場合もそれが当てはまるのか、当てはめるべきなのか、ご意見をお伺いしたいです。

これは面白いですね。えっとですね、うん、あの有名なね、マシュマロテストというのがあります。マシュマロが目の前にあって、30分か何分か、1時間か我慢するとマシュマロ2個になるよと言って、目の前のマシュマロを我慢できるっていう子は、未来に対して今のこのマシュマロ我慢できるんで、この将来の欲張り流されずにちゃんと将来のために努力できる人だから、生涯年が高いんだみたいな感じの実験ですね。ま、実際に調べると本当にそれそうなのとか色々あるみたいなんですけど、ま、一つの分かりやすい話として、こういうことを子供たちは覚えていくべきなんじゃないか。

端的に言うと、目標を定めて逆算するというのは、将来のために今現状やるべきことを考えるってこと。今を欲望に流されないと、安きに流れないように、生産性が高いというか、目標に対しての方に縛りつけ るっていう、こういうパワーがありますよね。で、これやっぱり学習するものですよね。人間本来備わってるもんじゃないので、しっかりこれをトレーニングしていけば身につくんだろうと思うんですね。で、やっぱりこれはある種、なんて言うんでしょうね、いろんな方に会いますけど、高学歴って言うんですかね、あのちゃんと勉強してきた人はこの力が強くて、これやらなきゃいけないからそれを自分にやらせるって縛りつける力が非常に強いかなと思います。

で、ご質問にダイレクトに答えると、俺大人と子供の世界で何か違うかと言うと、えっと、これに関してはなんて言うんでしょうね、大人の時にこうなって欲しいものを子供のうちにうまくトレーニングしていくっていう感じがするんですね。で、で、で、私もできると思うんですね。これは、あのしっかり将来のため、将来目標何すんだっけ、で、今それ意味あるんだっけ、これを何回も子供に伝えていくと、だんだん、だんだんこれから逆算して考える、将来何やりたいんだっけ、今何やるべきだっけって考えるような癖がついてくので、十分トレーニング可能なんじゃないかなと思います。で、良いことかなと思うんですね、競技者にとってみると。ですので、あんまりこれ大人と子供で違わないよねっていう風に考えればいいと思うんですけど、ただ基本的には良いことで絶対伝えた方がいいんですけど、これの落とし穴っていうのがあると思うんですね。

で、つまりこれ、しっかりとした親子さん、きっちりか勉強もしてきて、トレーニングもされてきたような親子さんに多い印象を持つんですけど、それ何かって言うと、将来になりたい姿を描きなさい。そのために今何やるべきか考えなさいですね。これ簡単に言うとですね、今でも周りで遊んでる子がいるじゃんていうだけど、遊んでたら将来苦労するかもよと。今ちゃんとやるからこそ将来こんな風になれるのよって言っていくわけですね。これ簡単に言うと、現在我慢して将来にそのリターンを受け取るモデルなんですね。今頑張れば、今辛い思いもすれば、将来きっといい思いができるはず。将はきっとなんか楽になれるはずだって、こういうモデルなんですよね。で、実際に社会の多くの側面はそうだろうと思うんですけど、一方 で私たちは未来を生きてないわけですよね。だから未来はずっと未来で、私たちが生きてるのは今、今、今なんですけども、さっきの考え方はいつリターンを受け取るんですか、っていうことなんですよね。つまり将来のために今頑張らなきゃいけない。将来のために今頑張ってく。そうやってやってきて、最後75歳ぐらいになった時に、あれ残りまあ、じゃあ85までの10年間で、じゃあ今から今を楽しむってのやんなきゃいけないんだっけ。でも今を楽しむってどうやってやるんだっけって思う可能性が出てきちゃうわけですよね。ずっと将来を考えながら繰り返していくって、これだけでもま、幸せを感じられる人もいると思うんですけど、でも中にはです、ね、うん、すごく辛いというか、我慢してる人もいるわけですよね。将来のため に。でもそうなんだからって信じてやったパターンなんですけど。で、その人たちは一体いつ自分の今この瞬間を感じるのかっていうことが分からないまま行ってしまうっ て、この感じ方が分からないって言うんですかね、今の生き方がわかんないってことが起きるんですね。これが一つのこのゴール設定と現状何があるか計画モデルの1番の私は負の側面かなと思うんです。

私は実はそっちが苦手で、今この瞬間を生きちゃうタイプなんで、まあ正直なんて言うんでしょうね、一貫性がないことが多かったり、ま、色々問題を起こすんですけど、ただ単純に多分私幸福度が高くて、なぜなら今この瞬間いつも好奇心に引きずられてきていて、今日寝る前にこんなに面白いことがあったって思いながら未だに寝てるんで、そういう人間はあの大きなことはなせないかもしれないけど、ま、多分日々の幸福は感じやすいんだろうと思うんです。私なんかはちょっと子供にはもうちょっとちゃんと将来を考えながら今こうしなさいって逆さを伝える気がするんですけど、一方でそれをすごい きっちりやった人たちのあの話を聞いてると、楽しみ方分からない、今の生き方が分からないっていう、無計画でいること、無作意でいること、この瞬間の自分の心とか身体に委ねるってことにやり方が分からないって言う話を聞くと、そっちはそっちで苦しみがあるんだろうなっていうのを感じることが多いんですよね。で、どっちがいいのかわかんないですね。ま、1番いいのはやっぱりバランス取りながらあのやっていくのがいいんでしょうけども、バランスつってもね、なんかそれはっきりしてるでしないよねって感じはしますけども、ま、そうせざるを得ないんじゃないかなっていうのをあの思ってるわけです。

で、ま、私はなんとなくその、ま、ゴール逆さモデルと今をこう生きるモデルっていう、ま、報酬を未来からもらうか今からもらうかのどっちかだと思うんですけど、1番はまっ てるかどうか自分をチェックするに大事なのは、なんて言うんでしょうね、我慢してここまでやってきたのに、こんななんか、うん、現状に不満が抱かれるとしたら、ちょっと黄色信号だと思った方がいい気がしますね。昔、うん、ちょっとこれ適切じゃないか。でも今を我慢すればいい思いができるはずなん だって思いながら行って、将来いい思いができなかった時の行りをどこにぶつけたらいいのかってありますよね。で、それが特に子供の時に親から強いられたことだったりしたら、そのふつふつと来るあの子供時代の「俺の喜びを返してくれ」みたいになっちゃったりするわけですよね。ま、一方でそれがあったからこそ、まあいい大学とかわかんないですけど、そう行けたってのもあるのかもしれないですけど、なんかこの、うんなんて言うんでしょうね、あまりにも今頑張らないと将来大変だよとか、今頑張らないと将来幸せになれないよっていうことを植えつけすぎる弊害っていうのは、うん、ちょっと見ることが多い気がしますね。ま、結局バランスなんでしょうけど。はい、ということを思っております。だから質問に回答したら、あんまりそれは大人と子供で違がないというか、むしろ子供の時にどんなモデルで生きていくかってのを学ぶいい、子供の時はいいタイミングだし、スポーツなんかはいい、それは題材なんだろうと思ってます。