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はい、質問コーナーです。小学3年生の男の子の父親です。最近、算数の文章問題や国語の教科書読みで感情を覚えるのが難しいらしく、学校で居残り学習をしています。また、習っている水泳の進級テストでもなかなか合格できず、「僕は何をやってもダメだ」と悩んでいるようです。
このような気持ちだと、そのうち学校に来たくなくなるのではないかと、とても心配です。なんとか気持ちだけでも前向きになってほしいのですが、たせさんは自分は何をやってもダメだと悩んでいる選手に対して、何と言って励ましますか?ご意見よろしくお願いいたします。
ということですね。ま、私はあの陸上しか分からないかつ、つま正直に申し上げると、エリートコースの人生だったんですね。走り出してからはずっと足があの早くて、中学校でトップになってということで。ですので、どのくらいそのうまくできないことについての気持ちが分かっているか分からないんですけれども。
ただ、私はですね、なんか自分の人生で考えてみて、あの、なんて言うんでしょうね、球技があんまり得意じゃなかったんですね。で、得意じゃないと言っても、まあ他の子よりは少しはできたんですけど、でもあんまりにも足が早かったんで、なんかこうどう言んでしょうね。バレーボールをやってもボールと一緒に飛んじゃうんですね。で、落ちてくる時に一緒に降りちゃうとか。バスケットでもゴール前でめちゃくちゃジャンプするんで、垂直、私90cm近くあったんです、中学校の時。そうすると、もう全部ボール取るんだけど、とにかく入んないというので、10回ぐらいずっとそれやるとかですね。ま、そういう風に「たせ君足は早いけど、ちょっとね」みたいな、そういう感じだったんですね。ま、その時に、ま、それが何やってもダメだったわけじゃないけど、ちょっとコンプレックスはその時あったなと思ってます。
であの、息子さんにもし私が話せる機会があるとしたらですね、なんて言うかって言うと、ま、まず、ま、本当のこと言うべきだと思うんですけど、まず、あの、全然まだよく分からないってことだと思うんですね。あの、人生でこれから何が大きくなっていくかっていうので、何をやってもダメだっていうことと、あの、今やってもやってることはダメだったっていうのは、やっぱ全然違う話で。何をやってダメかどうかは、最後までやってみないと分からないんですね。で、相当後から変わると思います。
中学チャンピオンとオリンピックチャンピオンっていうのは、ほとんど、オリンピックに出る人っていうのは、かなりずれていたりとか、小学校の時には足が早くなかった選手がオリンピック選手になったりとか、また足がめちゃくちゃ遅い選手が水泳選手になったりとか、もう本当にオリンピックの選手村行くとみんなでこぼこで。で、ずっと強かった人もいるにはいるんですけど、急に来た人とか、ま、そんな感じなんですね。だから本当に人生っていうのは、スポーツみたいなシンプルなものだけ見ても、あの、誰がどうなるか分からないなっていうことなんですね。だから、できるできないっていうのは、まっすぐできる人もいれば、じっくり時間かけてできる人もいるんで、ま、全然まだよく分からないよっていうのが、まず一つ、これ真実だと思います。
でもう一つは、あの、なんか自分自身が、うん、それを、なんでしょうね、あの、人とあんまり比較してやらな いってことかなと思うんですね。ま、自分なりのペースでできていけばいいんだけど、ま、やっぱ日本はどうしてもみんな同じように習得していくっていうペースでやっていくんですね、文化的に。ま、これが全員の平均を上げはするんですけど、一方で本来でこぼこしてる人間の能力に対して、すごい学んでいく子は抑えたり、うまくできない子にはこうやって今プッシュ、なんかストレスをかけてちょっとコンプレックス産んだりする仕組みなんで、どうしてもなんかそれがあると思うんですけど。ま、あんまりそのことをこう、なんて言うんでしょうね、気にしないで自分なりのペースで行くっていうのが、とても大事なんじゃないかなっていう風に思います。
でももう一つは、あの、やっぱり単独の能力っていうのは、ものすごく私は珍しいと思うんですね。算数が分かる、記憶ができる、足が早いっていうのは、これ単独の能力で。でもスポーツ一つとってもですね、足が早いことだけで決まる競技って100mぐらいしかなくてですね。ハードルですら足が早いだけじゃ決まんないし、ましてや競技なんてもっと複雑になってくるので、なんか単独の能力で決まるものって全然ないと思うんですね。算数とかですね、国語覚えるとか、それらを全部複合的に組み合わせていって社会でやっていく。まなんなら記憶できなくてもニコニコするっていうことは大事だったり、一生懸命やるのが大事だったり、いろんなことは含まれていくと思うんです。だからものすごく人生においては小さな世界のことをやっているんでも、これ難しいんですけどね。もう子供にとってみると、それが大きい世界に見えちゃうと思うんですけど。でも小さな小さな世界を、しかも切り取られた、ものすごく、うんなんて言うでしょうね、小さなことやってるっていうのが、ま、できたら分かってもらえるといいなって思います。
で、是非、あの学校の中にはないんだけれども、自分が好きだって思うことを追求していて、で、誰かよりも覚えたとか覚えてないじゃなくて、好きだってことに夢中になってるっていうことを、是非褒めてあげてほしいなと思います。あの、好きは才能で、夢中になりさえすれば人生は大体幸せなので、あの、是非なんか好きだなって思うこれが見つかるのは大変なんですけど、もし見つかったとしたら、こんなラッキーなことなくて、人生の幸せが約束されたようなもんですから、是非何か好きなものを見つけて、好きだって気持ちをですね、褒めてあげてほしいかなと思います。私もあの男の子の父親なんで、日々同じようなこと悩んでますから、ま、励まし合って頑張っていきましょう。
はい、ということで質問ありがとうございました。え、質問コーナー、皆さんの質問で成り立ってますので、何かご質問があればと思います。