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良いコーチとは?コーチはいた方がいい?

為末大学 Tamesue Academy9:53

Transcription

え、大学の質問コーナーです。え、いつも興味深く拝見させていただいています。

田勢さんは小学校で出会った指導者を始め、小中校と素晴らしい指導者に恵まれて協議をしていたように感じています。何かの記事で読んだと思うのですが、大学進学の際は自分で練習をさせてもらえるという条件で法制大学に進学されたように記憶しています。生さんは素晴らしい指導者がいる環境で協議されてきたのに、どうして大学では指導者から離れる選択をしたのでしょうか?

その一方で、高野先生の指導を受けるために東海大学に出向いたり、え、海外のプロのコーチの指導は多いでいた時期もあったように思います。最近ではプロアリゴリン金メダリストの北口さんのコーチはジュニアコーチだという話も聞きますし、記事を読んだりすると海外の有力選手がまるまるコーチからまるまるコーチに指導者を変えたなんていう話題がニュースになったりします。

ため勢さんはトップ選手にはコーチが不可欠だと思いますか?お答えいただければ幸いです。

はい。これ高知論ですね。あの、結論から言うとですね、必要かどうか分からないんですけど、高知はいた方がいいですよね。え、やっぱり自分だけでは分からないことたくさんありますから。

で、私はコーチが担う、ま、コーチでしかできないことっていうのが2つあると思っていて、1つはですね、客観性ですね。え、自分自身の人生っていうのを、あ、ま、なんでしょうね。自分自身で自分のことを客観的に見るっていう力、聖書持ってますけど、でも事実外から見てるのとはやっぱり違うわけですよね。私も私は客観的に言いますけど、本当に他人の目から自分を見るってことはできるない。できるのはこれできないですから私にはこの他人 の目を持っているっていうことはまずコーチには1つすごい重要なことですね。

ただこれコーチじゃなくてもですね、全部そうなんですね。同僚でも他の記者でもお母さんお父さんでも誰でもファンでもです。みんな他人の目で私を見てますからそういった意味ではこれら全てはコーチと私は同列っていうか同じ役割を果たせるとおもってます。

で、もう1つはですね、複数の人生を疑似体験するっていうことですね。で、コーチは選手と一緒に向き合って行うわけですけど、こう選手の失敗や成功を見るわけですね。トレーニングをしていって。で、ま、100%の体験ではないん ですね。他人だから。けども、ま、30%ぐらいの体験、ま、するんだろうと思うんですね。選手と一緒に歩んでいく、特に深く関係を持って歩んでいくとで、うまく行かなかった行ったっていうことをも経験するわけですね。それで学習するとで、そうやって選手を並べていくとですね、100とか200の件数が揃ってくるわけですね。あの、検帯っていうか、ま、例、例がですね。で、これ1人の人生だよでき ないことですね。1つしかありませんから。で、記事体験でも100、200って集まっていくとですね、やっぱりパターン認識されていって、何をやればうまくいくのか、何をやれば、ま、こっちの方が大事ですけど、何をやればうまくいかないのかぐらいはですね、分かってくるようになるので、だ、そこが大きいんじゃないかと私は思ってるんですね。

つまり、え、他人の目を持っている。そして、え、人の人生を通じて疑似体験していると。で、この2つが掛け合わさっていくとコー知ってのは、ま、選手に不可欠のものになっていくんじゃないかと思います。

で、ご質問の私の方ですね、私は何でつけなかって言うと、あの、中はですね、私広島ってとこで育ちまして、ま、非常にいい環境だったんですね。で、何が1番良かったかって言うとですね、例えば中学校の合宿の時に先生たちが3人いて、私がそこにちょこんと座ってハムストリングスの構造について話をさせてもらえたんですね。これ私これが当たり前だと思ってずっと来たんで先生には質問したりでも先生が言ってのこうじゃないんですか間違えてないですかっていう環境だったんですね。他校の先生たちとでい国体とか行くと知らない先生とはっ て話しながら先生に教えてもらったり質問したりやってたわけです。で他の件に行ったらですね先生に口も聞けないみたいなのがあったんですよ。当時これ信じらんないなと。じゃあ選手弱くなっちゃうじゃんと思いましたけど、てか、ま、頭が悪くなっちゃいますよね。だって質問できないんだから。ま、強くなるのかもしれないですけどね。それでね、ちょっとそれはわかんないん ですけど、なんか私は自分で知らず知らずのうちに相当いい環境で、つまり経験が上でいろんな奨励を見ているような人とディスカッションしながら、ま、疑似的にコーチから他の選手の事例とかを学んで学習してったっていう環境だったんですね。

そしたら当然ですね、私みたいな性格の人間はあれが面白いって思ったんですよね。だって自分の体でやるっていうことよりも本当は人間はどうすれば早く走れるのか、あのどういうメカニズムなのかってのを理解。ま、これ心理学も総合アウトみたい な世界なんで、コーチンググってのはもちろんバイオメカニクスも大事だし、生理学もいるし、心理学もいますし、いろんなものが関わってくる中でそれを仕上げていってるっていうこの総合ワートの世界が面白いと思ったんですよね。です ので、なんか多分正直なことを今考えると 思うのは、私はコーチになりたかったっていうか、コーチの方が多分新拍が強くて理解したいとかですね、強くした。で、1番才能を持ってコントロールが効く検帯が私の身体だったっていう。多分本当はそういう状況なんじゃないかと思うんです よね。

もちろんアスリートとしてのアイデンティティもあるんですけど、でもどっちかって言うとメニューを組んだりこうやってやったら人は早くなるんじゃないかって考える方が好きだったので。だからあの、ま、それがですね、実は私自分終盤に考えてたことは、ま、同世代に他にもいろんな強い選手ましたけど、他の選手みたいに高等向けの話を信じられなかったんですね。私はやっぱコーチの目線が強すぎて根拠がないことを信じられなかったんですけどでも根拠なくてななんてなくていいから世界一に俺はなるんだって盲目的に信じられた方が良かったような気がするなというあのコーチの役はコーチ誰かに任せてねその方が選手としては上に行ったかもしれないと思いますけどしょうがないですね。計画的に私はなんかいろんなものに根拠を求めるタイプだったんで、ま、だからコーチとしてやって、ま、だから正確に私はどっちかっていうと、もうコーチとしての感覚で自分の身体をやっていたんじゃないかっていう気がして います。

で、その上で、えっと、放置って必要で すかって言うと、必ずしも必要ないと思い ますね。ま、私ぐらいの成績とかだったら、ま、自分で考えながらやってもちゃんと調べながらね、やっていけばいくと思うんですけど、ただやっぱり落とし穴がいくつ かあって、1つは思い込みに人間って はまりやすいんで、こうって思い込んで失敗したこと何回もありますから。その時にトントンとちょっと待てよという風に言ってくれる客観的な視点を持った存在ってのは言いた方がいいなと思いますね。さっき言った理由ですね。他人の目を持ってる人でもう1つは、ま、これもそうですけど、他者の競技人生から事例としてこう、こういう風にやったらこんなお年穴があるよっていうのを分かって説明してくれる人がいるって、これも落とし穴にはまりにくくなるんで、選手にとってはいいんじゃないかと思いますね。

で、もう1つ大きいのは、これは当時の日本のコーチはそこまで多くなかったですけど、きっと今増えてると思うんですけど、叱るべき時に叱るべき質問をする人です。で、これはもう決定的にコー知の役割だと思います。だからこれができる、自分でやれる人もいるんですけど、ものすごくセンスがいるので、えー、それをやれるような、ま、好きな人も若い時に は、若い時にコーチから受けた質問って私の中にプールされていて、それが時々自分に質問するんですね。そういう風になってると思うんで、ま、本の中にもありますけどね、質問って書かれてますけど、でもこの自分で自分に対して発するような質問をするっていうのは非常に重要なことだという風に思ってます。例えばうん。うん。まあ、なんで例えば陸上競技とはつまり何のスポーツかとかっ ていうのをパッと質問されたりとか、もうしまいだとかもうダメだって努力か無駄になったってコーチ選手に対して無駄とは何かとかで、ま、大体無駄になんか無駄になるものなんてないわけですよね。そのように本人が認識してるだけで。で、それを解体するわけですね。本人の思い込みの質問の攻めによってですね、ま、そういう感じとかですね。やっぱり何か質問によっ て答える時に、ま、強化する時もありますけど、どちらかっていうと思い込みが解体されるっていう経験をすることがあるん ですけど、それはコーチじゃないとできないことかなっていう風に思ってます。

コーチになりたいと思いながらですね、私引退して、ま、その後、あの、全然違う仕事やってますけど、なんか今となっては企業家の人たちとの壁打ちをすること多いんですけど、やっぱこれが面白いんですよ。だから回り回って結局コーチみたいなことやることになってんなというのが最近私が気がついたことですかね。

はい、ご質問ありがとうございました。あの、質問いただけるとですね、これに回答するっ てのはQ&コーナーの形になってますので、是非ご質問いただければと思います。