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陸上で得た力は社会のどの部分に活きますか?

為末大学 Tamesue Academy11:52

Transcription

はい、店大学の質問コーナーです。え、質問です。私はセカンドキャリアやデュアルキャリアの研究をしており質問させていただきます。野球や陸上などスポーツを通して培った力はどのように社会に生かしていますか?またどうしたらスポーツの経験を社会人として生かせるか。ため勢さんの考えをお聞かせください。

はい。ま、これはですね、多分私が1番な、何て言うんでしょう?興味があるっていうか、ま、自分の人生で考えてきたことの1つじゃないかと思いますね。で、スポーツから得られる力は何なのか、そしてそれは社会において何に役立ってるのか、またどうすれば行かせるのかっていう、そういう質問ですよね。

あの、まずですね、え、チームスポーツと個人協議で、え、得られるものって私は結構違うんじゃないかと思います。ま、もう少し言えばスポーツ結構多様ですからそれぞれで得られるものは違うわけですね。なぜ違うかって言うとですね、結局、え、スポーツにおいての成長っていうのはですね、与えられた環境に自分を合わせていくっていうことなんですね。例えば陸上競技であればですね、え、客観的に見るとですね、社会における他の世界と違ってルールが変わらない。え、それから、え、ま、でもこれが全てかもしれない。ルールがとにかく変わらないんですね。100年間。ということは戦略とか先術っていうのは基本的に過去にあったものの上にアップデートしていけますから、え、ま、科学的に判明したことの上にはどんどん積み上げていけるので、ま、概ですね、え、ま、このぐらいまだ的はあるんでしょうけど、概この辺にみんな当たり始めてるわけですね。とんでもないものはないと。まあ、ちょっとつまんないのは革命は起こりにくい世界だってことですね。発手術みたいなものありますけど、でも、ま、社会で起きてるほどの革命は陸上では起きにくいってことなんですね。一方広がえた社会を見てみるとですね、例えば何十年前の産業と今の産業ってですね、ま、あの、グローバルのですね、え、まあ、なんでしょう?株式会社のな上場してる会社のですね、トップ10とかトップ30見てもですね、だいぶ中身が入れ替わってるわけですね。で、企業の中も相当違いますよね。もう今メール使ってない人はおそらくいないでしょうし、10年後にはAIを使ってない会社はなくなってるはずだと思うんですね。で、こういうことがスポーツにあんまり起きないので、ま、ある意味で安心して過去に行われてきたことを信じてやっていけるわけですね。ま、そういう意味で、え、ま、全部のスポーツそうなんですけど、特に陸上競技は、え、いわゆる王道って言うんですかね。え、どの真ん中を信じてる人が多いって感じですね。なんか陸上競技においてあんまりトリッキーなことを言う人はいなくて、え、スクワットとかですね、昔から正しいものはこれからも正しいんだという風に信じてる人が陸上は多いですね。で、もう1つは、ま、これ特性なんですけど、実は教育的なスポーツですので、他のスーツってのは、あの、自分のなんか絶対的な指標がないわけですよね。ま、水泳とかありますけど、サッカー、野球なんかは自分が今どのくらいうまいかっての数値化することは難しいわけですね。そうするとチームの中でどのくらいうまいかとか他のチームと比べてどうかっていう相対的なものになるので自分がうくなっていってることを実感しにくいスポーツではあるんです。これ陸上競技はですね、ま、思いっきり競争なんですけど、自分のタイムや、え、記録があるのでこれは伸びていくんですね。だ、これって結構教育的に良いことで、ですから、ま、陸上競技ってのは非常に教育的なスポーツで、ま、真面目に行われるし、ルール変更もあんまりないんです。ちょっと陸上の話長くしましたけど、その他のスポーツでもそれぞれですね、みんなで力を合わせなきゃいけないとか、ま、例えばラグビーなんかはかなり犠牲が必要なスポーツだと思うんですよね。自分自身をこう集団の中に入れながらボールを渡したりという、ま、その競技によってやっぱりそれぞれ特性が違っていて、え、ま、色々違いが出るんじゃないかと思ってます。

で、もう1つのレイヤーがですね、スポーツの特性プラスそのスポーツが持ってる文化ってのがありましてですね、これなんか面白いんです けどね、例えば、え、ベースボールなんかはですね、日本の野球とかなり違うところにありますよね。日本で言うともしかしたらアメ太みたいな文化に近いかもしれないですけど、でも日本は野球ってのが100年以上前に入ってきて、非常に値深くです、根強くある野球文化ってのを作り上げたわけですね。だから野球っていう協議が持ってる特性と野球文化が持っている特性、これが合わさってスポーツから人間がこう作られていくっていう風に言えると思いますね。ま、その他の競技でも、ま、それらがあるわけですよね。

だからあんまり知らないとですね、皆さんスポーツだけでスポーツっていいですかって質問されるんですけど、スポーツやってる人からするとですね、私の感覚だと、え、科学っていいですかって質問に近くてですね、科学というか研究者っていいですか質問に近くて、それはもう文系から理系からですね、漁師やってる人から、エンジニアリングやってる人から、え、文化人類学やってる人から心理やってる、あの、宗教やってる人っていろんな人いますよね。だってみんな全然キャラ違いますかっていうのに近いぐらいスポーツってのは多様なので、え、と思ってます。ただ特徴としてるのは何かって言うと、体を動かすっていうことですね。で、それ何なのって言うとですね、ま、あの、私が思うのはですね、突き詰めると人間の自分のメンタルをコントロールするとかですね、自信を得るってのは身体に目指してるんじゃないかと思うんですね。例えば私は、ま、すごい緊張する選手だったんですけど、緊張していって、じゃどうやって緊張で対処するかって言うと、まず自分の声を低くしますよね。こうやって高い声になると人間って緊張していくので低い声でゆっくり喋っていくと息も同じように浅く早くしちゃうと緊張するのでゆっくり深く吐きますよね。で、それから自分自身がなんか浮いてくんですね。緊張してる人ってのは。だ、それを自分自身をずっと下に下げていってとにかく低く、え、話していくっていうことですね。で、それから、ま、物事をあんまりこう、こう、キョロキョロしないで1点、1点をゆっくり見るようにして、ま、そのことから自分のメンタリティがこう動き始めていくので、ま、そういうことやっていきますよね。で、こうやってし、要するに何かって言うと、心ってのは身体の状況から作られていくもんで、心に直接手は突っ込んでないわけですね。で、こういうものを学習したのは私は非常に良かったなと思ってます。ま、それ以外にですね、痛い苦しいってことに対してやっぱり共容度が大きいので痛いこととか苦しいことがあっても、まあ大体のことは我慢できるかなと思います。ま、あと体力はこれ、ま、先天性かもしれないですけど、ま、こう大きいと思うんですよね。やっぱりとにかく1日中働き続けても大してダメージが来ないっていうのは、え、ま、私はスポーツ大きいもんかなと思います。

逆にネガティブな面はですね、実はさっき言ったあのスポーツってのはルールとかがも制限が強くてですね、実はあんまり自由に考えられないんですね。で、プラスですね、あの、あんまりこれスポーツ会の人、スポーツっていうのはなんかこうリーダーシップって言うんですけど、スポーツで意思決定をするポジション少ないですよね、実は。で、意思決定する機会も少ないですよね。ま、せいぜね、細かい競技内の意思決定はあるんですよ。こういうでも例えば野球をやってる選手は野球をやめるとかですね。野球からラグビーに行くみたいな意思決定ってないんですよね。だあくまでこのエリアの中の意思決定なのでなんか戦術的意思決定かもしくは戦術が決まった上での意思決定みたいな感じなんです。だからなんとなく社会において言うとですね、戦略を考えるっていうよりもですね、チームの戦略が決まって、戦術が決まって、自分のポジションが決まって、そのポジションの中で日々起きていく出来事への意思決定っていうのはスポーツは得意なんですけど、これ一体メタに見てですね、そもそも何の産業に自分は行くべきかとか、どういう産業がこれから伸びんのかみたいなのを考えるのはスポーツではあんまり得られない力ですね。ま、逆に言うと損も別にスポーツやったからってなくなればしないので、え、獲得すればいいんですけどスポーツやったからって言って得られるもんではないわけですね。なんかこの辺がですね、よくスポーツ選手賢いんだ、賢くないんだロソってのが私の周辺ではあるんですけど、ま、私の思うスポーツ選手の賢さってのは直感的賢さでその限られたエリアでの判断とかの賢さはあるんだけれども、そのメタに見ていくっていうことはスポーツはほとんど必要ないんですね。そ、陸上どうやって早く出していくかは大事な考え方なんですけど、陸上とは何かとか、陸上と水泳の違いは何かみたいなメタに見ていくっていう、え、あんまり能力ってのはなくてですね、なんかそれはちょっと特徴としるかなと思います。

で、社会において役に立つのはやっぱりあの、ま、色々あるんですけどね、やっぱり私は気合いと根性だと思うんですね。目標立ててしっかりやっていくっていう、え、ま、それだけって言うんですけど、あの、ま、非常に嫌に聞こえたら申し訳ないんですけど、あんまりいないですよね、社会で目標立てて、え、そのために何が必要か考えてずっとコツコツやって、夜寝る前に、あの、今日の朝の目標達成できたか振り返ってまた次の日やるってこれだけなんですけど、これやってる人はあんまりいないわけですよね。だから質問しても今日は何を達成しますかとか、何が自分が今日できるようになりたいことですかって聞いて答える人少ないんですよね。でもこれってみんなやります。ま、みんなやってるかわかんないけど、その人スポーツで一定まで行った人はグランドに行く前に今日は何を獲得するかを明確化しますよね。別にうまくなろうとか早くなろうレベルじゃなくてスタートダッシュの3歩目のこの感覚を得たいとかそのぐらい具体的にありますよね。だこれは結構あのま、うん。成長のなんていうかな、スポーツを超えた成長の基本的なメカニズムだと思うので、これができるっていうのは私は非常に良かったなと思います。だから全然自分と関係ない世界に行っても最初はもう全然わかんないんですけど、分からないところから教えてくださいって言って、1番最初に読む本何ですかって聞いて、その本を読んで勇敢な疑問を質問してって言って、コツコツこうなんていうか、知識を積み上げていって、こう体系的にあの知識を得るっていう手法は、ま、やっぱり陸上協議でコーチがいない中で本を読んで自分 の体で試して分からないことは専門の人に聞いてってあると、まあ同じだったので、それは非常に良かったなと思ってますね。

あ、でも1つですね、これセカンドキャリアとかデュアルキャリアで大事にしなきゃいけない点はですね、こう多くのスポーツ選手は、え、興味を持てないものに対して異常に弱いんですね。ま、言い換えるとですね、好奇心がないんですよ。スポーツ戦車の好奇心ないっていうか狭いんですね。で、スポーツ以外のことになると急に苦手意識とか好奇心を持てなくなるんですけど、これはあの非常に弱点ですね。で、これさえ超えれば私はあのスポーツデータ経験って生きていくと思うんですけど、こですかね、自分はスポーツ選手なんだってアイデンティティからスポーツと違う世界のものをバーって排除して、それはちょっと俺わかんないからとか、そ、俺の病気じゃないからとか、私それ違うからっていう風にやりすぎてタコツぼかしていき、ま、そうすると楽しい世界でもあるんで、じゃあ次引退後はスポーツをまたやりたくてっていう風にこうこうなっちゃうわけです。だ、それをいかに好奇心を持って外の世界を知りながらお互いをつげていくかっていうことが私は大事じゃないかなと思ってます。

ありがとうございました。質問、これ質問コーナー皆さんの質問で成り立ってますので是非ご質問いただければと思います。