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はい、質問コーナーです。質問です。人が才能を伸ばす環境に興味があります。野球のドラフトでは、高校生は将来、大学生は即戦力とよく言われます。ただ、上位指名のほとんどが大学生であることに違和感があります。甲子園のような網羅的な才能発掘現場があるので、高校生をスカウトしプロの環境で育てた方が多くの人が育ちやすいと思うのですが、高卒が多く活躍しているわけではありません。同じレベルの人が集まる大学のライバル関係の方が才能を伸ばしやすいのでしょうか。
はい、ありがとうございます。これは陸上の話ではないので、私のあくまで想像になりますけれども、え、知っている環境からお答えしたいなと思います。まずですね、一番私これあり得るだろうなと思っているのはですね、え、プロという環境は人を育てることに本当に適切なのかっていうことなんですね。ま、当たり前なんですけど、プロっていうのは即結果を出すっての求められるわけです。もちろん、ある程度「いや、これから育てるんだよ」とか、「え、即戦力だよ」とかって言うんですけれども、ま、基本的には給料が発生してるんで、早く成果出してね、っていうことを考えるわけです。
で、これってあの、簡単に言うと、どのくらいの労力をかけて人を育てるかということと、その人がどのくらいその組織に属するかっていうことを私は相関すると思ってるんですね。で、つまり日本のような、ま、長期雇用っていうのが前提となった社会だと、もう会社に入って、まあ、「お前5年6年はそんなに使い物なんないんだから、ちゃんと成長しなさい」と会社に甘えて、っていうことは言えるんですけど。ところが、3年ぐらいで転職すると、その5年の間に転職しちゃうわけです。だ、3年で転職する前提になると、「いや、そんなこと言ってないで、半年でま、トレーニング終えて、あとは成果出せよ」ってことになるわけです。つまり、リターンは成果で出すわけですけど、トレーニングしてる間はリターンもらえないので、組織側はこれがちゃんと等価になるっていうんですかね、タイトルになるためにはこう時間軸と関係あるわけです。
で、野球選手がプロで10年とか担保されれば、ちゃんと育成ってあり得るんでしょうけど、長くないですよね。確かプロ野球の平均引退年齢って23か4なので、高校生から見たって6、7年で、大学生から想定すると、多分入って球団に平均すると3年から5年ぐらい。あの、30何歳までやる人もいますから、多分平中央値みたいなものを取るともっと低いんですよ。多分21歳か22歳。つまり、ハーフで3年で成果が出ないと首切られてるんですね、おそらく。ま、そう考えると、プロの世界っていうのはトレーニングっていうよりも、もういきなり結果出してね、っていう、いくらそうだと言ってもそういう状況なんじゃないかと思います。
一方 で、大学は仮に成果出なくてもいきなりキックアウトされたりしませんし、ま、そうになってくると選手の側もすぐ成果が出ないかもしれないけど、今やっといた方がいい技術の会月に携われるわけです。そこ に力かけられると。で、それがあるんじゃないかと思ってます。
私たちの世界ではですね、陸上競技で一時期プロになるのが入りまして、で、みんなプロになろうと、え、いうのがあったんですけど、でもあんまりやっぱりうまく いかなかった選手もいるんですね。で、私はプロになると、ま、他年度の成果をずっと求められ続ける世界に対して、会社がある程度雇用して安心安全を保った上でをするって世界があって、ま、必ずしもこのリスクを取って単年度で追い立てられるような方が力が出る人ばっかりじゃないと思うんです。むしろそれ少なくて、ま、多くの人はやっぱ生活の基盤がしっかりした上でチャレンジするっていうことの方が力が出やすいんじゃないかと思うんです。ま、ちょっとそれと似たところがあって、ハイリスクハイリターンの中で目覚めていく人はそこまで、ま、多くないんじゃないかなという風に思っております。
ま、もう一つ興味深いのは、これあの私データでいたんですけども、当然甲子に出た人っていうのはプロ野球に行く確率非常に高いんですけど、これがさらにプロ野球の中である程度選ばれた人たちが出る、えっと、オールスターですかね。オールスターに出ると、甲子園出場経験者が少なくなる。そうなんですね。だ、この辺りも少し分析して、本当は野球の中の一体何が人を育ててる環境なのかってのは分析すると面白そうだなという風に思っております。
ま、素ながらお答えしました。え、こちらはですね、皆さんの質問によって成り立っております。あの、陸上に限らず広く、ま、人間とは何かとかですね、どうして人はうまくなったり熟達するんだろうかっていう問に対しては、一緒 に皆さんと考えたいと思いますので、え、どんどん、え、ご質問いただければありがたいです。