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部活の中でキャプテンや主将になどチームを引っ張る立場になると、競技力も向上する傾向があると思うのですがなぜでしょうか?

為末大学 Tamesue Academy5:31

Transcription

はい、質問コーナーです。質問はですね、部活の中でキャプテンや主将など、チームを引っ張る立場になると競技力も向上する傾向があると思うのですが、それはどう思いますか。

面白い質問ですね。これ、私なりの考えですが、これ2つ可能性があると思ってます。

1つの可能性は、え、主将を選ぶプロセスがチームメイトないしは、え、コーチが選んでるんだろうと思うんですけども、この人いいなと思う、え、時にですね、え、実は、どういう基準で選んでるかということが、あるかなと思います。これ、要するに言い換えると、成長しそうな人間をキャプテンに選んでる可能性がないだろうかということなんですね。キャプテンになって成長するんじゃなくて、あ、この選手伸びてくなという兆しが見えていて、それをみんなが見つけるからこそ、で、ピックアップすれば、結果としてその次の年に、ま、その人が成長していくと、そういうことの可能性がないだろうかと思っています。

ま、キャプテンになっていくってことは、まず1つ大事な点は責任感なんですね。このチームで起きてる出来事は自分の責任であるんだってのを背負うってことですから、ま、まずそのような性質を、いろんなところから見つけてるんじゃないかと思うんですね。チームメイトも「あいつはキャプテンだったらみんなのこと考えてくれそう」、コーチも「あいつがキャプテンならチームのこと考えてくれそう」。で、ま、まずそもそもその責任感っていうことていうのは、え、コミットメントにかなり繋がってますから。つまり、やると決めたらやりきるっていうことが責任感の1つの現れの側面なので、え、ま、簡単に言うと諦めないとか、練習を継続できるとか、最後までやりきるとか、こういう能力が高い可能性があるんです。

で、これが1点。でもう1点目はですね、キャプテンというかリーダーが持ち合わせていてほしい、他のチームメイトから見て、さらにはコーチからも見て、この要素を持ち合わせていてほしい点に、え、実は、いきなり優秀じゃなくてもいいんですね。キャプテンっていうとかリーダーっていうのは。で、優秀になっていけばいいんですけど、これ優秀になれるかどうかの境い目は素直であるかどうかなんですね。

で、素直であるかどうかってどういうことかって言うと、チームメイトが「こうして欲しい」とか、ま、わがままは別ですけどね、「お前こういうとこあるよね」とか、「こうした方がもっといいんじゃない」と言った時に、「そんなことないよ」とか、「お前俺のこと分かってない」と言うんじゃなくて、「あ、そうか」という人間ですね。ま、あの、表面の反応は何でもいいんですけど、一通り後の帰り道に「あいつが言ってることも一理あるな、明日から少し態度を変えよう」とか、こっち側に転ぶ人間ですね。それと、「あいつうるせえの、俺のこと分かってない」って言って態度が変わらない人間と、この境い目なんですね。このスタッフさんでコーチから見ても、あの素直な、言って素直に、え、変わるフィードバックを入れたら変わるような人間がキャプテンになってほしいということだと思ってます。

なので、まずそもそもキャプテンに選ばれる時点で、周辺の人間が何らかの才能を見出してるんじゃないかと。まだ花開かないですね。それが開花することによって競技力が伸びてんじゃねえかっていう思想が1個です。

もう1つ、こちらの方がきっと、思われてることでしょうけど、いやいや、そうじゃなくて、キャプテンという立場自体があの、リーダーという立場自体が競技力向上させてる可能性がおっしゃってるんだと思うんですけど、あると思います。これはこれ、ま、先ほどの責任感っていうのは、え、ポジションがそれを、あ、身につけさせるっていう側面もあるんですね。なんから自分がそうなったからにはチームのこと考えなきゃいけないっていうので、え、ま、キャプテンシーというかリーダーシップが芽生えていくっていうのはこれありますから。ま、そのことが、ま、競技に対してこれをしっかり真面目にやってこうっていうことが生み出してる可能性があの、ありますし、もう1つは広く見えるようになっていくのと、コーチとの間に立つことが多いので、コーチとやり取りすることが増えるんですね。これ何でもそうですけど、上の人間とやり取りにしてる人間の視っていうのは少し上がるわけですね。ま、もちろん中間管理職的に苦しむこともあるんですけど、この上から見た視点、全体を見た視点から見るとどうなんだっていうのが手に入るのは、ま、こ、陸上みたいな個人競技への影響はコミットメントぐらいのような気はするんですけど、あ、チーム競技なんかだともう絶大に効くはずなので、全部が見え、全部を見当すっていう経験をするわけですから、ま、その辺りが競技力に反映されてくるってこは十分あり得るんじゃないかと思い。

で、この質問のシンを、え、ま、私なりに読み解いてみると、実は、え、特に中高大ぐらいの部活動における個人の能力の差っていうのはそんなに大きくなくてですね。ま、もちろん天才いますよね。皆さんもきっと「こいつやばい」っていうのに出会ってるでしょうから、そういうのもありますけど。でも、かなり、え、自分自身の、え、考え方や、え、取り組む注意向ける先とかによって競技力ってのは変わってきて、これが見つかった途端にグイっと伸びることはよくある話なんですね。え、なので、ま、そういうものが見つかりがちなポジションなんじゃないかと思ってます。

ま、何よ、このご質問の方の視点が素晴らしくてですね、え、ま、こういう視点を持ちながら色々ものを見ていくと良いんじゃないかと思っております。

え、この質問コーナー、皆さんの質問で成り立っていますので、是非、え、何か質問があればこちらにいただければと思います。