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【美輪明宏】群れない人ほど〇〇の才能があります。孤独を恐れず、自分の人生を生きるための5つの真実。

偉人のコンパス8:54

Transcription

友達が少ない、群れられない。それを欠点だと思っていませんか?世間はそういう人を社交性がない、協調性がないと見下すでしょう。まるで何か問題があるかのように。でもね、それは大きな勘違いなんですよ。群れられない人というのは孤独しか愛せないかわいそうな人じゃないの。むしろ逆。自分の中に確かなものを持っているから薄っぺらい関係では満足できないだけなんですよね。で、そういう人はね、1人の時間を使って自分を育てていけるの。知識、経験、感性、品格、そういうものを静かに積み重ねていける。群れている人にはこの時間がないんですよ。だから人生の後半で大きな差が出てくるの。今日は孤独を恐れず自分の人生を優雅に生きる5つの心理をお話しします。これを知ればあなたは堂々と一人でいられるようになりますからね。

さて、まず1つ目、1人の時間を愛せることについてです。一人でいると周りから寂しい人と思われているんじゃないかと不安になることはありませんか?でもね、友達が多い人は幸せ。一人でいる人は寂しい人なんて誰が決めたんでしょうね。群れたがる人を観察してみれば分かるんだけど、群れたがる人ってのは社交的だから群れているわけじゃないんです。一人で立つのが怖いから群れているんですよ。数で安心しようとしているだけなんですよね。

たくさんの知り合いがいれば自分が価値あるように錯覚できる。大勢いれば自分の空虚さに気づかずに済む。これって寂しい生き方でしょ?一方で一人でいられる人は違うの。一人で立っても揺らがないんです。自分の中に確かなものがあるから数で安心する必要がないの。私も昔は群れの中にいたんですよね。若い頃芸能界では人脈が大事なんて言われてね、パーティーに顔を出したり打ち上げに参加したり、あの頃の私は数で安心しようとしていたんでしょう。でもね、人と会えば会うほど私の中の何かが枯渇していく感覚があったの。舞台に立っても言葉が上滑りするのである時思い切って全部やめたんですよ。誰とも会わない日を作って一人で過ごすようにした。そうしたらね、不思議なことに舞台での表現が深まっていったの。一人の時間で自分を満たすとそれが自然と外に溢れ出すんですよ。だからね、一人でいることを周りにどう思われても気にする必要なんてないの。その時間があなたの中身を満たしてくれるんですから。

さて、2つ目。ここまで聞いてこう思った人もいるかもしれないわね。でも結局は誰かに選ばれないと何も始まらないじゃないって。仕事だって、恋愛だって相手に選んでもらわなきゃ始まんないでしょって。実はね、それも勘違いなんですよ。選ばれなきゃ始まらないって考えてるとどうなると思います?相手に気に入られようとして自分を曲げるようになるんです。そうすると本当の自分がどんどん見えなくなっていくんですよね。これね、私自身の話なんだけど、若い頃は誰にでもいい顔をして、どんな仕事も断らずにいたんですよ。選ばれるために相手の求めるものに合わせていたの。でもね、そのせいで体を壊しかけたことがあってね、胸の奥がキリキリと痛んで、夜も眠れなくなってしまったので、ある時決めたんです。本当に心から演じたい作品とだけ関わろうってね。選ばれるのを待つんじゃなくて、自分で選ぶ側に回ったの。そうしたらね、自分を曲げずに済むようになったんです。で、不思議なことに本当に私の演技を必要としてくれる作品の方から声がかかるようになったんですよ。つまりね、選ばれなきゃ始まらないって思ってると自分を曲げるだけなの。でも自分で選ぶ側に回ると自分らしくいられる。そうすると本当にあなたを必要とする人の方からやってくるようになるんですよ。

3つ目。それじゃ孤立するんじゃないのって声が聞こえてきそうだけど逆なんです。静かに自分を選んで生きてきた人は孤立するどころか本物の縁だけが残っていくんですよ。私の舞台を長年支えてくれていた衣装さんでね、とても控えめな方がいたんです。無理に人脈を広げようとせず打ち上げでもすみっこで静かにしていて自分から声張り上げることもなかった。群れることより目の前の仕事に誠実に向き合っていたんですよね。で、若い頃は付き合いが悪いなんて言われて、少し寂しい思いをしていたそうなんだけど、でも60過ぎた頃から変化が起こり始めたんですって。昔一緒に仕事した役者さんやかつてのスタッフさんからあなたと話がしたい、あなたの意見を聞かせて欲しいって、次々と連絡が来るようになったらしいの。群れなかった彼女の元には本当に心を打ち明けられる相手だけが残っていたんですよね。つまりね、群れない人は孤立するんじゃなくて、むしろ本物の縁だけが残るんですよ。え、類は友を呼ぶというようにね、似た同士が引き寄せ合うのが世の中の摂理ですからね。だから孤立を恐れて無理に群れようとする必要はないの。あなたはあなたのまま一人でいいんですよ。

4つ目なんだけど、年賀状の枚数とかSNSの繋がりを見てね、私は友達が少ないと比べてしまうことないかしらね。私は幸せじゃないんだと感じることもあると思うんだけど、でもね、友達の数で幸せ測れないの。私が若い頃に憧れていた大女優さんがいてね、その方は華やかなパーティーにはほとんど顔を出さず、親しいのは数人だけだったんですよ。寂しくないんですか?て聞いたらね、こうおっしゃったの。「深く付き合える人が一人いれば人生は十分に豊かなのよ」って。で、その方の最後を見取ったのはそのたった一人の親友だったんです。私はあの穏やかな顔が今でも忘れられないんですよ。たくさんの石ころを抱えて重くなっていくより、たった一つの輝く原石を大切に磨いている方がいいの。本物を求めれば数は自然と少なくなっていくものなんですよね。それは減ってしまったんじゃなくて厳選されたのだから友達が少ないことを寂しく思う必要なんてないんですよ。

さて最後の5つ目。これは精神的な自立についてですね。ここまでお話ししてきた4つのこと。一人の時間を愛せること。自分で選ぶ側に回ること。孤独だからこそ、え、本物の縁が残ること、数で幸せを図らないこと。これら全てに共通するのは自分の軸を持っているということなんですよね。で、自分の軸がないとみんなと同じじゃなきゃいけないって不安になるんです。周りの意見に合わせないと居心地が悪いとか、自分だけ違う行動を取るのが怖いとか、これを聞いている皆さんの中でもそういう人いると思うんですよね。私もね、若い頃は周りに合わせてばかりいた時期があったんですよ。えー、シャンソン歌手として活動を始めた頃ね、え、他の歌手たちが歌う曲、キー、話し方全部真似しようとしたの。みんなと同じようにしなきゃ認められないって本気で思っていたんですよ。でもね、ある時銀座のクラブのママに聞かれたんです。「あんた何が歌いたいの?」って。私答えられなかったんですよ。真似ばかりしていたから自分が何を歌いたいのか分からなくなっていたのよね。それからはね、自分だけの歌い方、自分だけの衣装、自分だけの言葉を探すようにしたんですよ。そうしたら不思議なことに周りの目が気にならなくなったの。自分の軸ができると誰かに認めてもらわなくても平気になるんですよ。もしも自分がなんだかみんなと違うなと感じているなら、それは自分の軸がある証拠です。ですからね、そのまま堂々としていればいいんですよ。

自分の中身が満たされている人は外に依存しなくていい。外に依存しないから人が離れても壊れない。壊れないから媚びずに自分らしくいられる。自分らしくいられるから本当にあなたを必要とする人が向こうからやってくる。孤独を使いこなしてくださいね。あなたの人生はあなたが愛していいんですから。私はずっと皆さんの見方ですよ。