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ジンバルは使うな!動画初心者がまず身につけるべき3つの基本

Yota Naruse7:59

Transcription

こんにちは。映像クリエイターのナルスです。

今回は動画がうまくなりたければジンバルは使わない方がいいについて解説をしていきます。タイトルの通り間違いなく動画がうまくなりたければ初心者ほど最初にジンバルを使わない方がいいです。正確に言うと一生使うなという話ではなく、順番が逆だと上達が遅くなるという話です。

実際初心者ほどカメラを動かせばそれっぽく見える。ジンバルを使えばプロっぽくなるというように思いがちなんですが、本当に先に鍛えるべきなのはカメラをどう動かすではなく、止まったワンカットをどのように成立させるかです。今日はその理由と具体的に初心者は何を練習すればいいのか、ここを詳しく解説をしていきます。

最初に結論を言うと、初心者が最初にやるべきなのはジバルの練習ではなく固定撮影で絵作りを覚えることです。固定撮影で覚えるべきなのは主に3つ。1つ目が画面整理、2つ目がフレーム内の動き、そして3つ目が立体感。この3つができるようになると固定でもちゃんと見れる映像にすることが可能です。そしてその土台ができた上でジンバルを使うと初めて武器にすることができます。

まずは理由1。初心者がジンバルを最初に使うと何が起こるかと言うと、動きの気持ちよさで映像の弱さが見えにくくなってしまいます。例えば映像が滑らかに動いているだけでなんとなく良さそうに見える。でも実際よく見てみると何を見せたいのか分からない。背景が散らかっている。飛車体が中途半端な位置にいる。画面の端に余計なものが入っている。そして奥行き間がない。このようなことがものすごく起こってしまいます。つまりジンバルは映像をうまくする機材というよりは、初心者の荒をちょっと見えにくくする機材にもなりやすいんです。これがとても危ない部分です。下手な部分に気づきにくいということは言い換えると上達ポイントが見えにくいことです。

そして2つ目の理由は、初心者がジバルを使ってしまうと画面を見る余裕がなくなってしまうこと。本来撮影中に見るべきなことは多く存在します。主役がちゃんと目立ってるか、背景に邪魔なものがないか、飛車体と背景が重なっていないか、画面の端に変な映り込みがないか、そして光がどこから当たっているのか。本当はこういうところを見ないといけないんですが、初心者がジバルを使うとぶれないように歩く、飛車体を覆う、機材そのものを操作する。このようなことで頭がいっぱいになってしまいます。するとどうなるか?撮影している本人は頑張っているのに映像は全然良くならず、構図が3万で素人感が出てしまう。僕はこれまで何人もの方に映像指導してきましたが、これは非常に多くの方に当てはまっています。なので初心者ほど一度カメラを止めて画面の中で何が起こってるかを見る力を作った方が確実にいいです。

次に3つ目の理由。これが1番大事かもしれません。動画がうまい人って止まったワンカットでも絵を成立させることが可能です。逆に固定で取ると弱い。いい映像に見えないという人はカメラを動かし続けないと映像が成立しないんです。ずっと動いてしまってる。ずっと追いかけている。ずっと流している。これはつまり本質的には絵作りで勝負できていないということでもあります。本当にいい映像はまず止まった状態で見れる。その上でここは寄った方がいい。ここは追いかけて撮影した方がいい。ここは動かした方が意味があるというような判断でカメラを動かしています。なので順番としては全く逆なんです。最初に動かす練習をするのではなく、まず止めた絵を成立させる練習。絶対的にこれが先です。

では、初心者は固定撮影で何を覚えるべきか、今から詳しく解説をしていきます。最低限が必要です。まず1つ目は画面整理。初心者の映像って主役以外の情報が多すぎることがすごく多いんです。だからまず意識して欲しいのは今何を見せたいのか、それ以外のものが入りすぎていないか、画面の端に変なものが入っていないか、背景がうるさくないか。これが重要です。映像は足し算より引き算の方が大事なことってものすごく多いんです。うまい人ほど見せたいもの以外ちゃんと消しています。なので固定で撮影する時はレックボタンを押す前にまずこの画面の主役は何か?これを一度言葉にしてみるようにしてみてください。これを明確に言えないのであれば、そのカットはまだ弱いままです。

2つ目はフレーム内の動き。動画初心者の人は映像に動きが欲しいイコールカメラを動かす。このようになってしまいがちなんですが、そうではありません。動きは画面の中でも作ることができます。例えば一例ですが、人に歩いてもらう。手元を動かしてもらう。前傾の奥を通ってもらう。風で動くものを入れる。このような工夫だけで固定でも映像に動きをつけることが可能です。むしろ動画初心者のうちはカメラを動かすよりも先に飛車体をどう動かすと映像がよく見えるのか。ここ覚えた方が成長が早いです。

そして3つ目は立体感。初心者 の映像がのっぺり見えてしまう理由の1つがこれです。この立体感を出す方法はいくつかあります。例えば前傾、中継、後景を作る。飛車体と背景の距離を取る。光の当たり方で奥行き感を作る。例えば飛車体の後ろに背景がベタっとくっついてしまっているとすごく平面的にのっぺりした印象を与えてしまいます。反対に飛車体を背景から少し離すだけで一気に奥行き感を出すことが可能です。これも固定撮影だからこそ練習がしやすい。カメラが止まっているとどこに立ってどこを入れてどの距離感にすると奥行き感が出るのか。これらを冷静に見れるからです。

では実際にはどのようにして練習するといいのか。おすすめの方法はものすごくシンプルで、まずは1週間ジンバルを使わずに固定だけで取る。これに限ります。一つのシーンを最低でも5カットで切り取ってみてください。例えばワンカット目。全体が分かる引き。2カット目、主役が分かるより。3カット目、手元やディテール。そして4カット目、前傾を入れて奥行き感を出す[音楽]。さらに5カット目、飛車体に動きをつけた固定のカット。このような練習をしていくと、嫌でも自然に考えられるようになっていきます。何を見せたいのか、どこを切り取ればいいのか、どこに立てば応急期間が出るのか、何を動かせば映像に動きを出すことができるのか。これらを自然に考えられるようになるまで固定で撮影するようにしてみてください。ジンバルを使ってしまうとこの思考を飛ばして進めてしまうことになってしまいます。なので最初は絶対的に固定がベストです。

ではジンバルはいつ使うのか。これはとてもシンプルで、動かす意味がある時だけ使用する。例えば空間全体を見せたい時、飛車体を追いかけて徐々に景色を見せたい時。このような明確な理由があるならジンバルはかなり強いです。

なので今回の話をまとめると、初心者が最初からジンバルを使ってしまうと動きがあることでそれっぽく見えてしまう。基礎の弱さに気づきにくい。機材操作に意識を取られて画面を見れなくなってしまう。固定で成立しないまま成長がしにくい。なので先にやるべきなのは固定撮影で絵作りを覚えることです。具体的には画面整理、フレーム内の動き、そして立体感。この3つです。これができるようになった上でジバルをそこに対して使うと、初めてジバルがごまかしではなくあなたの武器にすることができます。

カメラをどう動かすかの前に止まったワンカットをどう成立させるか。動画初心者の方こそまずはここからしっかりと行うことが重要です。

また別の機会で固定撮影だけでシネマティックな映像を作る方法といったような企画も可能なので、見たいよという方は是非コメントで教えていただけると嬉しいです。このチャンネルではシネマティックな映像に関するヒントを発信しています。グッドボタン、コメント、そしてチャンネル登録お待ちしています。それではまた次回の動画でお会いしましょう。