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いつも大変お世話になっております。楽天証券でチーフアナリストをしております今中と申します。今回はディスコについてお話いたします。第4四半期ですね、25年13月期の計算。これについてお話したいと思います。
え、まずこれがディスコの試算業績であります。第4四半期ですが順調に伸びました。え、ただですね、1年前の24年3月期の第4四半期に研修が大幅に進んだことによって大幅増収増益になっております。え、この反動がありますんで、増収率、増益率といたしましては、これ前年比ですね、1年前からの変化といたしましては、25年3月期の他の四半期よりも伸びが低い結果となりました。
そして26年3月期第1四半期の会社予想、え、ディスコの場合ですね、通期ベースの会社予想しか出しません。通期ベースでは出しません。で、この翌期の売上予想がこの第4四半期に研修が大きく進んだということとですね、もう1つは出荷がここのところ実質的に横ばいになってくると高原状態になっていると、ま、おそらくこの事情があると思うんですが、え、第4四半期の研修が第1四半期ですね。え、4~6月期は1~3月に比べまして、これは、ま、奇跡的な問題ではありますが、え、研修が減るという形になります。で、1年前に比べても減収減益になってしまうということになるわけであります。これが会社側の見立てであります。
で、この減収幅が大きくなる理由というのが1つはですね、工場の増設をやっていることによる減価償却費の増加、そして人員増加が続いているということによる人件費の増加、それから大変業績がいいわけでありますんで、やはり賞与がいいということをですね、ディスコの賞与の算定基準が色々とちょっと複雑になってはいるんですけども、あの、基本的には業績連動型の賞与の部分が多いわけであります。で、この業績連動というのはやはり業績が良い業績でありかつ人が増えているということになりますんで、え、この減収幅が大きくなってしまう1つの要因になっているということであります。はい。
え、一方でですね、この売上高というのは、え、研修基準であります。要するにディスコの工場から製品、ダイサ、グラインダーですね。ダイサというのはシリコンウェハーの上に露光装置を使って回路を書き込んでいく。そのシリコンウェハーを、え、切り分けていく。これがダイサであります。で、グラインダーというのはシリコンウェハーの底面を削って薄くする。これがグラインダーであります。で、このグラインダーとダイサをディスコの工場からお客さんの工場に向けて、え、出荷する。これが出荷量なんですが、売上として収益認識するのはこの相手のお客さんの工場に据えつけて、そのお客さんがこの機械はちゃんと動きますという研修をしてサインをしてくれたと。え、その時点でディスコの売上として計上するわけであります。
ですんで、え、例えばお客さんの工場なんかが非常に忙しいで、本来だったらこの機械に研修してくれるはずがよく機械にずれ込んでしまったという場合には、あるいは、え、この四半期非常に多く研修してくれたんですけども、翌四半期はその反動が出て、え、研修が減ってしまった。え、大抵3月末が決算期になりますんで、え、1~3月期というのは研修が非常に多いです。え、ところがその翌期は普通減るということになります。え、ですんでこの売上というのはこういう風に非常に凸凹があるんですけども、え、出荷量はそうではありません。なんでこの研修基準を取ってる会社の場合ですね、むしろ出荷量を見ることで、え、業績のトレンドが分かるということになります。
で、この出荷量どういう風になってるかと言いますと、第3四半期がピークでありまして、え、それが第4四半期に減少いたしました。で、この減少した理由の1つがですね、出荷の繰り延べがありました。約50億円の繰り延べがありました。で、うち30億円分が、え、この第1四半期で、20億円分が第2四半期に来るようになったということです。それから円高もあります。で、この辺りを調整してみますと、大体今出荷は高減水準になってる。実質的に大きく減ってるわけじゃないんですが、もう増えてるわけでもないということです。
で、足元はですね、生成AI向けに重いです。ところがですね、パワー半導体向けですね、これ最新型のパワー半導体ですが、これ向け、え、主に地域としまして中国向けになるんですが、これの需要が弱くなっているということです。これは前期から弱い状態になっております。それからですね、普通のIC向けですね、回路向け、スマートフォンやパソコン向けのチップですね。この辺りは需要がパッとしないということでありまして、え、実はですね、需要が活発なのが相変わらず生成AI向けということになります。
で、ま、生成AI向け、え、でも基本的にはHBM向けということです。要するにAI-GPUの周りに配置する必ず必要なる特殊メモリであるHBMですね。これを作る時にウェハーを薄く削って、それを従来型ですと8層重ねてプラス台を1層上に乗せます。最新型ですと12層重ねてそしてプラス回路を書き込んだロジック台をえ、ということになるわけなんですが、え、重なるとですね、半導体というのはやはり小さくなりますんで、これを非常に薄く削るわけです。ですんで、高性能のグラインダーが必要になって、え、さらにそのグラインダーを置く場所がクリーン度が高い場所になるんで、グラインダーの単価が従来に比べるとかなり高くなるということになるわけであります。これがここのところのですね、ディスコの出荷の伸びと売上、利益の伸びを支えてきたわけなんですが、最近どうもそれがこの出荷は高原状態になってしまってるということであります。
ま、数字を見ますとこういう形になるわけでありまして、第4四半期この連結売上高が、一旦減少したわけなんですが、このうちですね、え、約50億円分がこの第1四半期、第2四半期に出荷になってしまってるということです。これを鳴らして円高分を調整すると大体今は少し弱いのは確かなんですけども、出荷は高原状態になってるのかなということであります。ま、今後の問題というのはこれからさらに出荷が伸びていくのか、あるいは当面高原状態が続いていくのかということなんですが、私の見方としては少し高原状態が続くんではないかなという風に考えております。
AI向けが活発とは言ってもですね、これはアドバンテストのところでもお話はしましたけども、生成AI向けの設備投資、これを大手のクラウドサービス会社とメタがやってるような設備投資ですね。これが今期も来期も順調にずっと伸び続けるかというとそこまではちょっと今の段階で考えるわけにはいかないということですね。来期になる等を来来年ですね、あります等を生成AI向けの設備投資が横ばいになる、あるいは減少すると、ま、今期は多分足元は以前として強いんじゃないかなと思いますけども、来期その強さがずっと持続するという風に考えるのはちょっと行き過ぎなんじゃないかなという風に考えております。
で、一方でですね、来年26年の後半になりますと、NVIDIAの新型の半導体が出てきます。えっと、ルービンが、え、出荷が開始になるはずです。え、要するにブラックエル、ブラックエルウルトラ、ルービンという風に新型が続いていくわけなんですけども、このルービンでHBMがHBM4に切り替えます。え、今はHBM3Eになってるわけなんですが、HBM4になりますと、やはり一段とHBMの性能が良くなる分だけですね。グラインダーも高性能なものになると、それからダイサもある程度単価の高い高性能なものになる。え、その可能性がありますんでプラス要因が発生するということになろうかなと思います。
ということになりますとですね、これがですね、今のディスコの製品別の出荷量のトレンドであります。で、この26年3月期の第1四半期の楽天証券予想につきましてはですね、会社予想として全四半期比の伸び率が出ております。で、これをベースにして出荷量を計算してみたわけなんですが、ダイサが第4四半期に1回減ってまた回復する、グラインダーがそれよりは小幅の回復をするということです。で、この研磨剤というのがブレードであります。刃であります。消耗品です。これがちょっと回復が鈍いということになります。ま、その他が引き続き減少するということにことになるんですけども、ダイサとグラインダーがですね、結構また回復するだろうという風に見られてるわけなんですが、あのこの回復というのがですね、え、要するに首の上になってた部分ですね。これが起与するという事になりますんで、鳴らしてみると、ま、一応高原状態あるいはちょっと弱い状態になるのかなということであります。
え、このディスコの業績要素を立ててみますと、先ほど申し上げたように会社がですね、通期ベースの業績予想をやっておりません。翌期のみの業績予想でありまして、えええ、一応私が今回業績予想立ててみましたが、売上はもうほとんど横ばいではないかなと。若干の増加にとどまるんではないかなという風に考えております。で、人員増加がまだ続いておりますんで、それもあってですね、若干減益になるんではないかなという風に考えております。え、これ前期の場合、え、大変好業績でありましたんで、業績連動型のボーナスも良かったんですが、ま、好業績だったんで、それが吸収できておりますけども、今期はですね、業績、ま、ま、実質的に横ばいかなという風に思いますが、この場合ですと人員増加分の人件費の増加ですね。あと工場の増設が続いておりますんで、減価償却費の増加、こういったところで、え、減益要因が発生するかなという風に考えております。
で、来期については先ほど申しましたけども、26年後半にルービンが出てくるということになりますと、26年前半ぐらいには新しいこのHBM4に対応した、新しいよりグレードアップしたグラインダー、それからダイサが出てくるんではないかなという風に考えておりまして、ま、このHBM4の生産数量がどの程度になるのかちょっとまだ分かりませんけども、一桁増、え、予想をしております。ただこれはですね、あの26年以降の生成AI向け設備投資がもし増えると二桁増にもしなる、するとより強い数字になると思うんですが、今私が見てるように横ばいあるいは減少するという事になりますと、ま、この通りの一桁増、あるいはより低い数字になる可能性もあろうかなと思います。
これ、ま、設備投資というのはですね、必ず生成半導体、AI半導体の売上の沿ってずっと伸びるわけではありません。分析して設備能力というのは増強していくわけでありますんで、え、やはりそこでですね、ダイサの需要を長期ベースで見ると、え、下向きになるそういう事態もあろうかなと思いますんで、その辺りはまだちょっと不透明要因としてあるのかなという風に考えております。
で、一方でですね、ま、この23年が好き、24年が好き、そして25年が好きと通期ベース見るとやはり順調に業績伸びていきました。で、特に25年3月期というのはやはり、え、結構大きな増収増益になったわけなんですが、これがですね、今期伸びが大きく鈍化するということにありますと、今の、え、PER測りますと、これ4月25日の株価で測りますとですね、27倍ということになるわけであります。これはやっぱりちょっと高すぎるのかなという風に感じております。先に申し上げますがこのアドバンテストとディスコというのは今回の生成AIブームの中で半導体製造装置の中でですね、スター銘柄であります。やはりこのディスコの場合、HBMに必ずこのディスコのグラインダー、それも価格の高いグラインダーが必ず使われるということで結構大きな伸びが実現できたわけなんですが、その需要がですね、ま、大きく鈍化していくということになりますと、このPERの高さというのがやはりちょっと気になってくるということであります。
ということでですね、え、ディスコにつきましては、これやはり人員増加による人件費の増加ですね。これがやはり通期そうですんで26年3月期通期については営業減益の可能性があるという風に考えております。で、それも踏まえた上で今後6ヶ月間、12ヶ月間の目標株価を3万5000円を維持したいと思います。これあのアドバンテストのようにですね、やはり短期間での株価の下落結構大きかったわけなんで、一定の株価の戻りというのはあるんではないかなという風に考えております。ただですね、中長期では生成AI向けの設備投資が今以上に例えば来年も再来年も伸びるかというと、そこまで今見通すというのはなかなか難しいということがあります。
あともう1つはトランプ関税の問題です。実際にトランプ関税、え、高率の関税がアメリカの輸入について導入された時にはやはりこれは世界経済にとっても、え、半導体セクターにとってもマイナス要因になるという風に考えるわけなんですが、この点についてはですね、まだどの程度半導体製造装置にとってマイナスなのかなかなか見極めにくいところであります。ま、ということでですね、目標株価3万5000円維持したいとは思うんですが、あの、株価の戻りというのはもうこれあくまで短期の話でありまして、中長期で考えた時にはリスクに見合った投資リターンを期待しにくいそういう状況かなという風に考えております。
今回はディスコの2025年3月第4四半期の決算についてお話をいたしました。この動画ご評価いただけるようでしたらいいね、それから登録をお願いできると幸いです。ご清聴ありがとうございました。