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【HUNTER×HUNTER】第2回念の講習会周辺を整理しよう!/第411&412話を解説&考察【解説・考察】

マンガ考察大学35:24

Transcription

漫画考察大学へようこそ。皆様濃厚なハンターハンターライフをお過ごしでしょうか?

連載再開から3周目に突入し、今週も怒涛の展開が続いていますね。今回は最新話について解説したいところですが、その前に先週までの第411、412話を改めて解説考察していきたいと思います。完全に乗り遅れてしまった感はありますが、このタイミングだからこそ第2回年の講習会周辺で描かれた内容をもう一度じっくり振り返っていきましょう。是非最後までお楽しみください。

ブラックホエル号に挑戦してから12日目、日曜日の午前9時、第2回年の講習会が開かれます。この日は第1王子ベンジャミンによる特殊会見例が発例される当日ですが、会見例が出されるのは14時過ぎ。そのため講習会は特殊会見例発例のおよそ5時間前のタイミングで開催されたことになります。早速クラピカは今回の講習内容について説明します。参加者は今回初めて受講する9名と前回から引き続き受講する9名の合計18名。受講者は入門クラスと初級クラスに分れて講習を受けることになります。入門クラスでは前回と同様に証拠を開き念を使えるようにするための基礎講習を2週間かけて行います。一方初級クラスでは4対である天、絶初を週に1つずつ習得するカリキュラムが組まれており、約1ヶ月で4体業の基礎を一通り習得できる内容となっています。つまり、今回初級クラスに参加した受講者たちは1ヶ月後には本格的な念能力者となり、王位継承における各陣営への戦力は大きく変化することになります。

続いてクラピカは1つの提案を行います。それは各王子が利害の一致する相手であれば入門クラスに限り各陣営から1名ずつ追加参加を認めるというものでした。この提案を受け、第1王子ベンジャミンの施設兵ヒリコフはクラピカの狙いについて念を扱えるものを増やして各陣営への戦力を均衡させることに加え、護衛兵を講習会へ参加させることで各王子の居住区の警護人数を減らし、防衛死体の戦略へ持ち込もうとしているのではないかと推測します。その後クラピカのモノローグによって真意が明かされます。ハルケンブルグの死によって彼の施設兵が姿を消し、それまで保たれていた絶妙な緊張感と均衡が崩れてしまった。そこでクラピカは上位王子側に新たな不確定要素を増やしたかったのです。つまりヒュリコフが推理した各王子を防衛死体の状況へ導き、王位継承全体を膠着状態へ持ち込むことはまさにクラピカの狙いそのものだったということですね。しかしこの提案に応じる王子は1人もおらず、結果的に講習会は当初の18名のまま進められることになります。

ではここからは講習会に参加した各陣営の中でも今後の展開に大きく関わりそうな注目の受講者を整理していきましょう。

まずは第2王子上陣営の施設兵隊長サラヘル。今回初参加となる受講者の中でも最も注目の人物ですね。ではなぜ彼女は講習会に参加したのでしょう か?その理由を整理する前にまずは上施設兵の能力について振り返ります。上の施設兵は不自民と呼ばれる課金国の身分を持つ者たちで構成されています。そしてこの不可自民は特有の念能力を有しています。その名もよつへヘぐい。この能力は自らの命を代償に標的を殺害することを目的とした受素能力です。標的の写真や衣類など対象と結びつくものを携帯し、その相手への思いを長期間積み重ねることで樹力を増幅させていきます。その際標的との距離が近いほど樹力は高まり、思いを込める時間も短縮されます。そして十分に思いが蓄積された段階で実施することで自身の命と引き換えに対象を死に導くのです。前回の登場シーンでは第2回講習会が開催されるなら上イ王子の許可を得て参加すると語っていたサラヘルですが、講習会当日驚きの姿へと変身します。小綺麗だった風貌は化粧や服装によってメイド風の美女へと変貌したのです。このメイド姿の理由は第2王子の施設兵ではなく、あくまで王子に使える者と思わせることで周囲の警戒を緩め、自然に標的へ近づくためでしょう。そしてその標的はワブル王子です。しかし14人の王子の中でも最も弱い立場にあるワブルを殺害するためになぜわざわざ講習会へ出向く必要があったのでしょうか。その理由はワブル王子を自殺のターゲットにすることで念年を炙り出すことにありました。このような死護発動型の受素能力にとって最大の点敵となるのが念年士です。もしハンター教会員の中に念年士がいた場合、命をかけて攻撃を成功させても結果的に除念されてしまえば意味がありません。そのためまずは海王寺を標的として能力を発動させ、助の存在を探ろうとしたのです。もちろんが上戦していないのが理想ですが、もしハンター教会側にいるならその能力やタイプを把握した上で今後の対応を考えようという狙いでした。そしてワブル王子への受素完成には当初約10日間必要と見積もっていたサラヘルですが、実際に潜入してみるとワブル王子との距離は想像以上に近く、王子が使用したものも入手できそうな環境であることから、より強い思いを短期間で込められると判断し、いつかあれば実行可能と見積もりを修正しました。つまりこのまま計画が進めば上戦17日目がワブル王子のタイムリミットということになりますね。

次に第3王子将来の施設兵。今回で2回目の受講となります。クラピカ門クラスであれば、各王子1名ずつ追加参加を許可すると提案されたものの、前回の講習で念の重要性を理解した天人はこれ以上念能力者を増やすことは将来的な出世競争のライバルを増やすことにつながると考えます。そのため将来王子へ連絡する際も王子が追加参加の判断をしないよう誘導していました。前回の講習会ではビルが製品の死が大金を手にし変貌する様を何度も見てきたと語っていましたが、ここへ来て念王子や王妃を守るためではなく、自らの利欲のために利用しようとするものが現れ始めたのは印象的ですね。

次に第4王子チェリードニの施設兵ギッパー。今回初参加となるギッパーはセリードヒの同機である仮想兵たちを5兆として引きいていた人物です。防戦と交代で第3層から第1層へ移動していましたが、ここで彼が講習会へ参加するとは予想外でしたね。おそらくセリードひから念の習得を命じられたのでしょう。

次に大合王子つべの施設兵隊長魔オール。彼は将来との協力関係を第1王子側へアピールしたいと考えています。現在ỗ長来っぱワブルの3者間では平協定を結んでおり、もしこの3人が最後の3名となった場合には第3王子将来を国王として擁立することで合意しています。そしてこの協力関係をあえて第1王子側へ知らしめることで、最大戦力を誇る第1王子陣営の警戒や攻撃の歩先を第3王子側へ向けさせようとしているのです。またつべっぱの守護霊が出現したことで第1王子側もしばらくは積極的に動かないと考えられるため、その間に講習会以外の時間もクラピカを実質へ招き念の修行を進めることで、第1王子側との戦力差を少しでも縮めようという狙いもあります。

次に第7王子ルズルス陣営の施設兵3名です。今回2回目の参加となる兵隊長里びに加え、ハピエッジとガ藤が初参加しています。現在のルズールス王子は仮想で続いているマフィア同士の構想が収束するまでは積極的に動かず、生方針を取っています。そのため里びは王位継承戦で無理に動くよりもこの期間を利用して念を習得することを優先しています。また里びたちは第二王ひわずる所属の警護兵という立場です。そのため第2王妃の子である上イラつべっぱルズルスの誰かが大いに就けば、組織再編後に国王警護へ配属される可能性があります。つまりその時までに念を身につけておけば自身の評価や出世につながると考えているのです。しかし第2王兵の間で考えが一致しているわけではありません。ガ藤は内心では早くワブル王子を始末すべきと考えており、青官を優先する里びたちとは温度差がありますね。同じ第2王妃所属の警護兵であっても、将来を見据えて慎重に行動するものと鉱石を上げて出世したいものとでは考え方に違いが生まれていることが描かれています。

最後に第13王子マラヤム陣営の施設兵ベレインテです。彼はハンター協会員であり、すでに念を習得しているため、この講習ではクラピカのサポート役として指導側に回っています。注目すべきは今回新たに参加した従事者ナイペイとの会話です。前回発生した殺人事件が今回も起きないか心配するナイペイに対し、ベルレインテはマスク姿の女の子が見えたら教えてと伝えています。サイレントマジョリティの黒ボっコは疲れたもの以外には視認できないはず。そのため読者の間ではなぜベレインテは黒ボっこの外見を把握しているのか、ベレレインテこそ犯人なのではないか、このような考察もささやかれています。しかしもしベレレインテが犯人であるなら、任意の人間へ表意させられる立場でありながら、見えたら教えてという従事者へ頼むでしょうか?また現時点で黒ぼっこに疲れた後生き残っているのはロベリーだけですが、彼女が拘束された後にも新たな事件が発生していることから、すでに容疑はかかっておらず、拘束が解かれたと考えることができます。単純にロベリーから事情聴取を行った後、その情報が受講者に共有されているだけではないでしょうか。そもそも講習会が始まる以前から事件は発生しているため、犯人は講習会参加者でないと考えるのが自然でしょう。

第2回の講習会の内容について一通り説明を終えたクラピカはいよいよ実際の講習へと移ろうとしますが、そのタイミングで第3王子将来陣営の警護兵スラッカが自身も入門クラスへ参加すると発言します。スラッカは第2王ひドアズルから監視目的で海洋費人へ送り込まれた警護兵。表向きは第3王子の警護を任されていますが、本来の任務は将来周辺の情報を収集し、第2王妃へ報告することにあります。しかし将来やその施設兵とクラピカの間で買わされている情報交換の場に自身が加われていないことへ不満を募らせていました。そしてその不満から場を書き乱す目的で今回あえて入門クラスへの参加を強したのです。ここでクラピカはスラッカが干している情報が何なのかを理解します。それは以前将来に対し、かに置かれていることと引き換えに伝えると約束していた念に関する重大な情報でした。そこでクラピカはいい機会だとし、その情報をこの場にいる受講者全員へ公開すると宣言します。

まずクラピカが語り始めたのは、なぜ王子たちは最後の1人になるまで殺し合わなければならないのかという大継承の根本的な疑問についてでした。その答えは大継承を含む祭り事こそが課金国の繁栄を支える強大な力を生み出す儀式だからです。そしてその儀式によって生み出される力の正体こそが念、つまり念には10億の人民を導くほどの底しれないポテンシャルが秘められているということ。さらにその念の力を極限まで高めるため、祭りごとには強力な制約と制約が組み込まれていると語ります。国王となる1人を残し、それ以外の王子たちの命を捧げるという過酷なバトルロワイヤルもこの制約と制約の一部だったのです。しかし制約と制約という断りは覚悟や代償を差し出す制約だけでは成立しません。もう1つルールや条件にあたる制約が存在して初めて念の力は最大限に引き出されます。

ここでクラピカは祭りごとの「祭り」という言葉には重要な意味が込められていると語ります。祭りは1つの言葉ではなく、祭り、祭り、祭り、祭りという4つの意味を持ち、それぞれが儀式全体の流れを表しているというのです。そしてこの4つの祭りは制約と制約という観点から見ると、前半と後半の2つに分けることができます。前半の祭りと祭りは国家繁栄という願いを常示させるため、王族の命を神へ捧げる皇帝です。おそらく継承戦で命を落とした王族たちを制約として捧げることで、国家繁栄へとつながる強大な念の力を生み出しているのでしょう。一方後半の祭りと祭りは、その念の力を新たな国王へ受け継ぐ皇帝を意味していると考えられます。まず祭りとは、継承戦で命を落とした王子たちを1箇所へ集め、強力なパワースポットを形成することです。これは第371話で描かれた14期の棺が並ぶ部屋へ王子たちの遺体を納めることで、前半の祭りによって生み出された念の力を深刻王の守護霊へ集約し、その力を維持するための儀式だと考えられます。そして最後の末とは、その強大な念を宿した守護と共に深刻王が国家を統治していくことを意味しているのでしょう。しかしこの後半の祭りを成立させるためには、制約に対応するもう1つの要素、すなわち制約が必要になります。そしてその具体的な内容こそが、今回クラピカが明かした継承戦の結果を左右する重大情報だったのです。

ではその制約とは一体何なのでしょうか?クラピカはまず、継承戦には2ヶ月以内に決着をつけなければならないというタイムリミットが存在すると断言します。そしてこの期限こそが制約に対応する重要な制約の一部だというのです。さらにもし2ヶ月以内に継承が成立しなかった場合、単に王子たちが命を落とすだけではありません。保羅王家そのものが大いを失い、国王の座から陥落するという王家全体を巻き込む重大な代償が待っているとクラピカは推測します。一見すると、期限までに決着がつかなければ王子全員が死ぬというルールの方がより過酷で強力な制約に思えるかもしれません。しかしクラピカはそうではないと考えています。その理由は、王子たちは最初から継承戦への参加を強制されている存在だからです。ワブル王子のような赤子でさえ参加を免れることはできず、参加しないという選択肢は与えられていません。もし最初から国王となるもの以外は必ず死亡するという結末まで決められているのであれば、勝ち目のない海洋時にとっては単に死を強制されることでしかなく、制約として十分に機能しないというわけです。そこで重要になるのが、王子たちに継承そのものを成立させないという選択肢が残されていることです。特に海洋にとっては、大いを勝ち取ることより生き延びることの方が現実的な選択となります。つまり自ら戦いを放棄し、継承戦そのものを成立させないことで生存する道が残されているのです。この自由な選択肢が存在するからこそ、2ヶ月以内に継承を成立させなければならないという条件の難易度は大きく高まります。そして儀式が失敗する可能性と、それによって王家そのものが陥落するリスクをあえて背負うことになる。クラピカはこのリスクこそが制約とりの力を極限まで高めていると考えているのです。

そしてこの考察を語り終えたクラッカはさらにもう1つの重大な情報を明かします。ワブル王子は継承権の資格を有していない。しかしこの発言は素直に受け入れられません。第3王子将来の施設兵スラッカは怒りを荒わにしながらクラピカへ反論します。そこでクラピカは場を納めるため、受講者たちへ考える時間を与えることにしました。それぞれがこの情報を持ち帰り、各王子と参加継続の運を協議した上で、午前10時に再び集合することとなったのです。

自系列は特殊会見例発例の約48時間前、ブラックホエル上戦10日目、火曜日の14時頃へと遡ります。ロンギが自身がビヨンドの子供であることや添え物の存在など衝撃の告白を行った年の講習会の直後ですね。クラピカは王子たちの中に紛れているビヨンドの結続を探し出すこと。そしてそれ以上にワブル叔父を標的とする添え物を特定し、呪いを解除しなければならないと語りますが、これを受けておいとお日は自身はビヨンドと関係を持っていないと断言します。これは肉体関係も欠関係も存在しないという意味でしょう。この場ではクラピカの鎖による審議確認は行われていないものの、自ら身の潔白を証明しようとするおとの様子を見る限り、真実を語っているように感じられます。つまりワブル王子あるいはおいと非自身がビヨンドの結続である可能性はひとまず否定されたと言えるでしょう。ただし、嘘をつくことにたけたお糸をクラピカの鎖をすり抜ける方法を思いついている可能性も否定できませんね。

そして次の場面で驚きの伏線が回収されます。これまでこの従事者に対して、おやびはシマヌと呼んでいた一方、クラピカだけはシマノと呼んでいました。これは5色なのか、それとも意図的な演出なのか、一部の読者の間では様々な憶測が飛び交っていましたが、今回その理由が明らかになります。この呼び方の違いは小と目のという課金後特有の発音の違いによるものだったのです。シマノは男性に対する呼び方、シマヌは女性に対する呼び方ですが、クラピカはその微妙な発音の違いを聞き分けることも、自ら発音することもできなかったため、女性であるシマヌのこともシマノと呼んでいたのでした。継承戦版クラピカがシマノと呼んだ際に描かれたあの沈黙にもこうした意味が込められていたんですね。

そして同時にクラピカによるワブル王子は継承の資格を有していないという衝撃発言の理由も明らかになります。現在104号室にいるワブルはブラックホエル号へ上戦する前に本物のワブルと入れ替えられたおいと大妃の妹の子供男事だったのです。一方本物のワブルは女児であり、現在も妹に預けられたままで、その居場所はおいとを非自身も知らないと語ります。つまりこちら欄の義に参加した時点では本物のワブルでしたが、ブラックホエール号の上戦セレモニーに参加した時にはすでに妹の子供へと入れ替えられていたことになります。この可能性に最初に気づいたのはビルでした。きっかけとなったのはクラピカの鎖の能力が周知された後、おいとが小とと目のデバブルの呼び方を使い分けていたことです。クラッツカの質問には嘘をつかず答えながらも、目の前にいるワブルは本物ではないという事実だけは隠し通すため、おは発音を匠に使い分けていたのでした。

ではなぜおいとはそこまでして子供を入れ替えたのでしょうか?大継承戦への参加を拒否すれば宿星対象となり、参加したとしても赤ゴ子であるワブルが継承戦を勝ち抜けるはずもない。つまりどちらの道を選んでも最後に待ち受けているのは実の娘の死です。そこで大東は、こちら欄の義までは本物のワブルを参加させ、その後ブラックホエルゴーへ上戦する前に妹の子供と入れ替えました。こうすることでワブルに出行セレモニーへの参加と、継承戦参加に必要な条件をあえて満たさせない状況を作り出したのです。参加を拒否することなく、それでいて正式な者にもならない。おいとおはこの第3の道を選ぶことで、本物のワブルを王位継承から外し、生き延びさせようとしていたのでした。

しかしここで1つ疑問が浮かびます。もし本物のワブルが本当に継承していないのであれば、それは祭りごとの制約と制約を崩す行為にはならないのでしょうか。応じ強制参加とされる王位継承において、このような裏技とも言える方法で参加条件から外れること自体が制約を破る行為にも思えます。考えられる可能性は2つあります。1つは、全ての参加条件を満たした王子だけが祭り事とその制約と制約に組み込まれるという考え方です。この場合、本物のワブルはすでに儀式の外側にいることになります。もう1つは、出行セレモニーへの参加はあくまで形式上の条件に過ぎず、念における制約と制約とは無関係であるという可能性です。つまり本物のワブルは現在なお王位継承戦の参加者であるという考え方ですね。ただし、第383話で課長がブラックホエルゴからの脱出を試みた結果、継承戦のルールによって命を落としたことを考えると、もし本物のワブルが今も継承戦の参加者であるなら、線外ではなくいると考える方が自然でしょう。そうなると気になるのが第1王妃運馬の拠出にいた赤子の存在です。これまではベンジャミンの隠し子ではないかと考察されてきましたが、今回の展開によって実はお日の本当の子供だった可能性も浮上したのではないでしょうか。

さらにもう1つ新たな謎も生まれます。上戦直後、現在104号室にいる男事のワブルから禍々しいオーラが放たれていたことです。この男事は欄の義を受けていないため、本来であれば守護霊移住は出現しないはずです。それにも関わらず、あの異様なオーラは一体何だったのでしょうか。考えられる可能性の1つが添え物であるという説です。つまりこの偽物のワブルはおいとの妹とビヨンドとの間に生まれた子供であり、おいと大王妃自身もその事実を知らずに入れ替えてしまったという可能性です。ここで思い出したいのは、ビヨンドは新たな王子が誕生するたび、その王子を標的とする添え物を生み出しているということです。つまりワブルを狙う添え物が存在するなら、その人物もまた赤子である可能性が高いのです。最も本当に添え物であるなら、念や絶を扱えるはずで、クラフトほどの念能力者がその異変に気づかないとも考えにくいですが。

話を戻しましょう。ワブル王子に関する大藤王妃の告白に対し、鎖の能力で言葉の真偽を確認していたクラピカは王妃の言葉に嘘はないと断言します。この時、第1王子施設兵のバビマイナや第3王子施設兵の坂田へその事実を主張しているようにも見えますね。もちろんこれには理由があります。ワブル王子に継承権が存在しないことが事実だと分かれば、第1王子人へも第3王人へもワブルを監視排除する理由は大きく薄れます。そしてその結果として両人への施設兵が念集会への参加を取りやめれば、クラピカの主張の信憑性はさらに高まり、他人からモアブル王子が狙われる可能性は大きく下がるはず。これこそがクラッカの狙いだったのです。しかしその期待は外れます。1時間後、午前10時に講習会が再開されると、第1王子、第3王子両人の施設は引き続き講習会へ参加していたのです。ではなぜ真実を知ったはずのバビマイナや坂田はなおも104号室への監視を続けているのでしょうか。その理由は本物のワブル王子が未だ船内のどこかへ隠されている可能性が残っているからです。もし本物のワブルが内に潜伏したまま2ヶ月のタイムリミットを迎えた場合、祭りごとの制約が崩壊し、保育王家そのものが多いを失うことになります。彼らはその最悪の事態を警戒しているのでしょう。

この状況を受け、クラッカは思考を巡らせます。現在104号室にいる男事のワブルが狙われる危険性は低くなったものの、本物のワブルには依前として危険が残っています。それが添え物の存在です。もしワブル王子を呪い殺す役目を担う添え物が存在した場合、たえ本物のワブルがにいたとしても赤ゴ子である以上攻撃を防ぐことは難しい。だからこそクラピカは添え物が能力を発動する前に本人を見つけ出し、除念によって能力そのものを解除したいと考えているのです。しかしその添え物を特定する手がかりはあまりにも少ない。そこでクラピカはビヨンド自身に話を聞くのが最も近道かと思考を巡らせるのでした。

続いて場面はビヨンドが監禁されている第1層の高速室へと移ります。そして登場したのは第一層司法局の最高裁判官クレアパトロ。つまり第411話でビヨンドが話したいやがいると呼び出して いた人物の正体はクレアパトロだったのです。クレアパトロはハルケンブルグの裁判延期の間に来たと話していますが、ハルケンブルグが弓の能力を発動した後に倒れたのは上戦11日目日曜の午前中。そのためこの場面も上戦11日目の出来事だと考えられます。今回新たに明らかになったのは、ビヨンドが行った暗黒大陸渡航宣言によってV5から正式に訴えられていたという事実です。訴訟の内容は明言されていませんが、暗黒大陸に関する情報を全世界へ公開したこと、そして暗黒大陸への渡航を斡旋したことなどが訴えの対象になっていたのでしょう。しかしこの訴えは司法取引によって差し戻され、最終的には全て不問となりました。その理由は課金帝国がVへ加わり、新たにV6が発足したことにあります。V5は課金に暗黒大陸のリターンを独占されることを防ぐため、課金をV5へ向いること。さらに課金の暗黒大陸寝出を支援することを条件に得られたリターンを6大陸館で6等分することを文書で取り決めました。そしておそらくその文書には表向きの合意だけでなく、密約も盛り込まれていたのでしょう。ビヨンドに対する訴えが取り下げられたのも、その密約へ今後の対応が引き継がれたためだと考えられます。

一方でもう1つ驚かされたのが、ビヨンド自身も課金王国を相手に1047件もの訴訟を起こしていたという事実です。しかしその全てが最高裁判所によって却下されていました。訴訟の詳細は語られていませんが、ビヨンドとクレアパトロの会話では王族犯罪、最低限の人権、法のもの平等といった言葉が交わされています。つまり王族だけが特権を持つ課金の法制度や人権問題を焦点としていた可能性が高いでしょう。この場面だけを見ると、ビヨンドはまるで人権派の活動のようにも移りますね。しかしロンギはビヨンドについて高括で強欲、他人のために労力を咲く人間とは思えない、このように語っています。実際ビヨンドは30年以上前から赤越樹を刻み込み、そういうものとして自らの目的を果たすための道具にしてきた人物でもあります。果たしてどちらがビヨンドの本当の姿なのでしょうか?

さらに興味深いのは、クレアパトロによるナスび国王自身も王族と国民の法的平等の実現に向けて動いていたという発言です。ここで思い出したいのが第382話で描かれたハルケンブルグとの会話です。その中でナスビ国王は「残すべきは国、国民の命に決まってる。強王追わねば王にはなれぬ。王にならねば国は変えられぬ。」このように語っていました。射肉を開催してきた人物とは思えない発言ですね。このことを踏まえると、ナスビ国王もビヨンドも単純な全悪だけでは語れない存在なのかもしれません。射や添え物の存在も国家を存続させるため、あるいは理想を実現するための必要枠だった可能性も考えられるでしょう。

またもう1つ見逃せないのが、左右がビヨンドへ書類を手渡す場面です。左右といえばブラックホエル号上戦前の時点でパリストン側の内通者であることが判明していますが、同時にパリストンはビヨンドに対して左右が内通者であることを伝えていないことも明らかになっています。そのためこの場面では左右が自身の正体を明かした可能性に加え、2人の間で何らかの重要な情報共有が行われた可能性も考えられます。オ度の沈黙の駒もその怪しさを一層際立たせていますね。

そして最後に読者の間で話題となっているある考察についても触れておきましょう。それはビヨンドが話したいやがいると呼び出した相手は実はクレアパトロではなかったという説です。というのも、最初に待てたぜと語るビヨンドのコマとその次のページ以降では、ビヨンドの服装の竹や高速具の海などが異なっており、同じ時間軸の出来事には見えないからです。もしそうだ とすれば、最初に描かれた黒いシルエットの人物はクレアパトロとは別人だったことになります。仮にあの黒い姿がシルエットではなくスーツ姿だったとすれば、候補としてあげられるのは司法省のカイザルやクラピカあたりでしょう。前のパートではクラピカがワブル王子を標的とする添え物について、ビヨンド本人へ直接尋ねるべきか支案していました。もしこの直後にクラピカとビヨンドの面会が予定されていたのだとすれば、あのモノローグはその場で添え物について聞くべきかどうかを考えていたという意味にも受け取れます。もし特殊会原例発例前にクラピカとビヨンドが直接対面していたとすれば、その場では今後の物語を大きく動かす重大なやり取りが交わされることになるのかもしれませんね。

以上、本日は第412話を解説考察というテーマでお届けしました。動画が面白いと思っていただけた方はチャンネル登録と高評価をお願いします。それではまた次回の動画でお会いしましょう。