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子供の運動神経をよくするには、どんなことをしたらいいですか?

為末大学 Tamesue Academy5:46

Transcription

はいたせ大学の質問コーナーです。

たせ先生、いつも楽しく動画を拝見させていただいております。ありがとうございます。

早速ですが、質問ですよろしければアドバイスお願いいたします。

今年2月に女の子の初孫が誕生し、嬉しいですね。

これは日々の成長を楽しみにしています。

この子にはスポーツを通して心身を鍛え、逞しい人間になってもらいたいと思っています。

そこで質問です。何歳くらいからどのようなスポーツさせれば、運動が好きな子供になるのでしょうか?

スポーツの勝ち負けはどうでもいいのですが、運動神経の良い子供になってほしいと思っています。

ちなみに私自身の息子2人は武道、球技、水泳を習わせて、長男は柔道、次男は高校、公式戦、大学まで続けました。素晴らしい。よろしくお願いします。

はい、ありがとうございます。いいですね。

とても、あの、まあの、何でもいいから好きになると運動神経良くなりますよっていう答えになっちゃうんですけども、一つちょっとご質問の中でですね、これ面白いだろうお話すると面白いかなと思ったのは、運動神経、え、運動が好き、え、運動神経の良い、これ何なんだろうっていうとこですね。

運動が好きっていうのはですね、ま、体動かすのは好きとか色々あるんですが、実は運動神経の良さっていうのは、そんなにこれだっていうものあるわけじゃないんですね。なぜならば、え、スポーツとか運動っていうものはですね、相当方向性があって、何かが得意だ、でも何か、が不得意ってことが容易にきえるんですね。

これオリンピックの選手村に行くとよく分かるのがですね、もう100、身長140cm台のえ、卓球選手からですね、2mを超えるレスリングとかバスケットの選手がいて、足が遅い水泳選手とか、ボールが投げられない陸上選手とか、そういうのいっぱいいるんですね。で、ま、そう考えていくと、万能な人っていうのはあんまりいないんだっていうこと、ま、前提で、じゃあスポーツを分類すると何になるんだろうって言うとですね、これは色々な表現があるんですね。

例えばスペース、スペーシング、グレーディング、タイミング、グって言葉がありまして、スペーシンググってのは空間能力ですね。この物とかの距離を測る能力で、グレーディングってのは力の強弱ですね。で、タイミングってのは何か、タイミングを合わせるっていう、そういうもの。この3つがえ、大事だっていうのもありますしね。

で、色々あるんですけど、私にとって見ると、運動神経の良さっていうのは、ま、3つあると思っていて、1つはですね、ハンドアイコーディネーションですね。飛んでくるものを目で追いかけて、それに自分の体を合わせることができる能力っていうのがあります。で、これがですね、サッカーも、野球も、テニスも、卓球も、全部基本的には飛んでくるものに自分の手を合わせる、足を合わせる行為なんですね。で、これがうまい人っていうのはですね、とにかくタイミング取るのはうまいんですね。物が飛んできて、それにちゃんと自分の体合わせること、できると。

で、これは多分幼少期の頃にたくさん物で投げたりして遊ぶことで影響するかなと思うので、是非ですね、お孫さんにボール投げてキャッチするとかですね、ボールをこうこう当てるとか、そういうことやってみて、あの、いただけるといいかなという風に思います。

あの、随分前に、あの、清宮監督さんとお話した時に、清宮さん息子さんがプロ野球にね、あの行かれてますけど、何やりましたかって聞いたら、なんか野球、なんかボールが飛んできてバットで打つっていうおもちゃがあるそうなんですけど、それをま、家で遊んでたらしくて、あれじゃねえかって言ったんですけど、本当かなと思ったけど、でも可能性あると思います。やっぱ物に何かを当てるっていうのは、後からだとすごいやりにくいので、なるべく早い段階でやるといいなと。

1つ、2つ目は、え、ま、回転感覚って感じですかね。つまり自分が空間上のどこにいるのかを把握するっていう感覚っって、これ体操とかですね、ちょっとアクロバティックのスポーツは全部必要になってくるんですね。自分がこう空間上のどこにいるんだろうかっていうこと。で、これはまあ、くるくる回るとかですね。でも、公園で色々いろんな姿勢を取って遊ぶってのは一番いいと思うんですけど、それをする、ことで身につくと思うので、ま、なるべくこう色々こう回転させたりとかですね、そういうのやっていくといいんじゃないかなっていう風に思います。

で、3つ目は、ま、非常に難しいんですけど、模倣ですね。やっぱり基本的には何かを真似をしてやるっていうことから始まっていくんですけど、この模倣っていうのこれなかなか難しいんですね。もしかしたら先天性かもしれないですけど、鍛えられるかもしれないっていう間みたいにあるものなんで、なんかなるべく見てるものを自分の体で表現してみてやっていくってのは大事かなと思います。

で、この、ま、色々ありますけど、この運動神経の1番根幹にあるのって何かって言うと、これ巧みさなんですね。自分の体が全体をうまく連動して動くとかですね、そういうことがこの運動神経になっていて、どんなに力だけ強くても、1個1個がギクシャクしてると、あの、ほとんどのスポーツってうまくできないんですね。あんまりそういうスポーツてないんですね。ま、アームレスリングぐらいかな、単関節でいけるもの。ほとんどは体のコーディネーションで成立するので、ま、アームレスリングもしてそうだな、全身は。

ま、なので、え、いろんなことをやっていくのが良いけれども、ま、今日あげた3つ、模倣と、それから回転感覚と、それからハンドアイコーディネーション、この3つは1つ運動神経に影響してるのかなという気がしてますね。ま、そういう風に見てみるとですね、結構息子さんにやらせた3つはですね、大体どれも入ってる感じがするので、良いチョイスでしたね、というお話でした。