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【徹底調査】大阪は『喫茶店数日本一』その理由とは 「超豪華モーニング」に客が殺到 店内で焼く「手作りパン」が大人気 常連客が慕う"マスターの魅力"【ホントのところ】〈カンテレNEWS〉

カンテレNEWS21:15

Transcription

今年も暑い夏がやってきました。そんな時、ちょっと休憩で寄りたいのが喫茶店。今や町では大手コーヒーチェーンが気をつけ、コンビニでも手軽に美味しいコーヒーが味わえるようになった時代ですが、大阪の町には古き喫茶店がまだまだあるんです。

大阪は人口の多い東京やモーニング文化が盛んな愛知を抑え、喫茶店が日本一。

マスターが好きやから。大阪の喫茶店文化を支えるのが常連客の存在。何を求めて通い続けているのでしょうか。土曜日は特別なモーニングがやってて、週に1度しか食べられない超豪華モーニングに常連客が殺到。パンがとにかく美しくて、喫茶店なのにオーブンで焼く本格的な焼きたてのパン。さらに店を愛しすぎた常連客がお店のテーマソングまで作っちゃった。

日本一の喫茶店王国、大阪。なぜ常連客は喫茶店に通い続けるのか、その本当のところを調べてきました。

大阪市淀川区国。駅外れの住宅街にある喫茶店がここ、ハニードリッパーズカフェ。リッチが良さそうとは思えないこのお店。しかし、入ってみる。

店内は、大賑わい。このお店を切り盛りするのが宮北豊さん、美智子さんのご夫婦。店内では豆にとことんこだわった自家製引き立てコーヒーがいただけるんです。しかし、このお店実はコーヒー以外にもある人気メニューが。

「何を目的に来られた感じですか?」「あ、でもモーニングです。ボリュームある。土曜日はやっぱりモーニングが。」「はい。土曜日は特別なモーニングがやってて、土曜日だけのモーニング一体どういうことなのか。」「同じもんばかりしか大モーニングで出してないんで。で、それじゃ面白くないことで、これ昨日、これ昨日の割と簡単なやつなんですけど、こういう感じで。」「お、すごい。何種類あるんすか?」「6種類すね。」「6種類。」「はい。」「え、モーニングだけで6種類。」「毎回こんなにあります。」「これを目当てのお客さん来られるんですか?」「そうですね。」「どのぐらい来られるんすか?」「50人ぐらいしちゃいますからね。」「50人。」「はい。」

そう、土曜日の朝だけ提供されるという豪華モーニング。ガーリックトーストにカツオのカルパッチョがついたイタリアンなモーニングや、チーズたっぷりのグラタントーストモーニング。さらにはバターに生クリーム、バニラアイスがたっぷり乗った宇治抹茶のフレンチトーストモーニングなど、他の喫茶店では考えられないボリューミーなモーニングが土曜日限定でいただけるんです。

「すごいんです。すごいんです。私チキン頼んだんですけど見てください。出てるんです。」「なんかご褒美モーニングです。ここ毎日頑張ってる。」「勝手に頑張ってると思ってるかもしれへんけど。」「頑張ってる。」「頑張ってるな。主婦は頑張って。」「そうです。」

「メニューから想像できないものが来るんですか?」「ここは出てきてまたびっくりする。こう来たかみたいですけど。」「そう。」「美味しいと思っても同じメニューほぼ当たらんぐらい毎回違うメニューですし量が多いから基本初めて見るメニューばっかり。そういや、これ食べたら昼ご飯いらへんみたいな。」

全てのメニューを考え調理するのは妻の美智子さん。モーニングを始めてから14年間、同じメニューはほぼないそうで。「今ま で、え、どのぐらい考えてきたんですか?初めてから。」「じゃあ、もうすごいですね。」「すごいですよ。」「ざっとで言うとどうですか?」「ざっとさあ、900とかそんな言ってるの?行ってないから。そんなに言ってないから。もう14年目やから。」

いつも考えてくれる奥さんどう思ってあるんすか?「いや、すごいなと思いますよ。もう嫌やねんけどやれやれ言うから。」

毎週いくつものメニューを考える妻のためにご主人が考えたのが、こういう旅行ったら絶対買ってくるんすけどね。いろんなやつを。「はい。はい。」「旅行行った時はね、こんなんドラやなて僕は逆に言うんやけどね。」モーニングメニューのアイデアになればと、月に一度二人で旅行しグルメをメニューに取り入れているそうなんです。

「鎌倉良かったです。鎌倉野菜を買ってきてやる。あれも用出たら。」「次はメニュー考えるためにどこ行こうとか計画あるんですよ。」「そうすね。どっか行こうかっては思ってるんすけど。」「どこ行きたらそこです?」「やっぱ北海道とか行きたいけど。そうですね。もう1回広島行きたい。広島好きですね。」

そこには豪華モーニングを楽しみに通う常連客と、常に新メニューを考える夫婦の姿がありました。

続いては大阪市中央区谷町7丁目。空堀商店街の入り口で営む喫茶店、コーヒーショップABC。創業38年のシックでモダンな店内は昭和を感じさせる佇まい。

「レトロな感じで。」「15年ぐらいですかね。」「15年はこに通ってると思いますよ。」「常連ですわ。」「え、な、どんぐらいから来てはるんすか?」「もう10年ぐらい前から毎日やね。」「毎日。」「うん。」

長年の常連客が多いこのお店を切り盛りするのがこの方、店主の花谷幸夫さん。御年74歳。なんとこのお店、休日は年末年始の5日間だけ。年360日、たった一人で切り盛りしているんです。

「私ブラックしか飲まないんですけど、もう3回目には覚えてくれはって、もうミルクとかフレッシュは来ね。」「お父さんは本当に仕事が早い。」「あ、マスターが好きやから。」「あ、マスターが。」「そう、そう、そう。色々色々あの教えてくれんねん。物知りやからマスターやから喋りやすい。」

天使の店はこまめな客も去ることながら、実はこのお店、普通の喫茶店にはまず置いていないあるメニューが人気なんです。

「パンがとにかく美味しくってなんか毎日食べたくなる。もうあのパン手作りになって欲しいんで。」「そう、この喫茶店、店の中をよく見てみると、なんとパンの売り場が。」「え、まさが売ってるんですけど。」「はい。うちはとりあえずメインがあのコーヒーとこの手作りパンっていうことで。」「はい。それでま、始めたんで。」「え、手作りってことは作ってあるってことですか?」「うん。そうなんです。1から生地も作ってで、自分のとこで焼いてそんで、ま、お客さんに食べてもらうってのがあの店の出発点っていうコンセプトかやから。」

なんと、開店と同時に、毎日7時から焼き上げる焼きたてのパンも提供しているんです。店内にはパン屋顔負けの立派なオーブンも。「いいよいよ。はい。こんな感じに。」「もう本当に食べやすくてで大体お気に入りがカレーパンとはい。あの、え、ウィンナーロールっていうパンがあるんですけど、そこは毎回ローテーションで食べさせてもらってます。」「お気に入りはなんかおじパンっていうのがあるんですけど、そればっかり食べてます。」

「こんなお客さんも。」「最初はパンしか買いに来てなかったから。」「はいはいはい。パンだけ買いに来てたって。」「パンだけ買いに来て。」「パンだけ買たんです。」「もうちで食べるよう。」「お家で食べるようでパンだけ食べ買って書いてて。」

手作りパンを求めパン屋遣いする人も。なんで喫茶店でパンをやろうと思ったんすか?「あ、たまたま知り合いがこういう感じのお店をやっとってで、あ、僕もやれないかなと思ってでそこに半年ぐらい勉強させてもらって。」元々はサラリーマンをしていた花谷さん。脱サラし喫茶店を目指す。何か看板メニューになる商品を作りたいと、知り合いのパン屋で修行。作り方を1から勉強し開業に漕ぎつけたんです。

ここからはコーヒーショップABCの人気パンベスト3をご紹介。第3位はカレーパンです。「あのね、意外とね、男性が好きやね。女性より。あのも専門の会社から仕入れてあの作ってますんで、あの安心して食べてもらえると思います。」「マスターも好きなんですか?」「僕は苦手です。」

第2位は創業以来レシピを変えることなく作り続けているチーズパン。「マヨネーズとこのチーズが結構相性がいいんですよね。普通のとピザより美味しいって言われてますんで。ええ、ちょっとレンジであっためるととっても美味しいです。」そして第1位は、第1位はABC特性のロールパンです。「とってもシンプルやけど、あの味のあるパンだと思うんで、僕のベストはこのロールパンなんです。生地そのものとこの食感で味わってもらえたパンなんです。」

70歳を超えた今もなお毎朝パンを焼き続ける花谷さん。なぜそこまで頑張るのでしょうか?「今まであのやっぱり応援してくれたお客さんもおるし、あの助けてもらったお客さんもたくさんおるんで、ま、その人のためにもできるだけ恩返しはしたいなと思います。うん。何もできないから店を休みなく続けたいなと思ってます。はい。」ありがとうございます。そこにはパンを求めて通う常連客と、早朝から毎日パンを焼き続ける店主のプライドがありました。

大阪市北区、レトロと新しさが融合する町、中崎町。毎日多くの若者が訪れるこの町にある喫茶店がここ、ニューマ。43年前から全く変わらない店内は、古さの中にどこか新しさも感じます。

そんなこの店の人気メニューがこちら、マサラカレー。10種類以上のスパイスをブレンドし、3日間じっくり煮込んだ本格カレーはサラリーマンからも大人気。「いや、そうです。そうです。あ、そうです。そうです。」

そしてこの店の人気はカレー以外にもあり。「美味しいカレーはもちろんですけども、結局みんなマスターとおしゃべりしたいっていうのも大きいと思います。」「すごい雰囲気がいいので好きです。」

このお店の店主がこちら、片山直樹さん、52歳。「取ってもらって。」実はこの方、二代目の店主さんだそうで。以前は女性の方が店主をやっておられて、で僕はそこに通ってモーニングを食べに来てたんですけど。2011年に入ってからもう年やしそろそろやめようかなみたいな話になって、でなんとなくお兄ちゃん後継ぐみたいな話にな。元はマサという名前で28年間営業していたこのお店。二代目の店主、片山さんが店じまいを考えていた時、白の矢を立てたのが母親のように慕っていた常連客の片山さんだったんです。

「最初は断ることも考えていたそうですが、すごく昭和の良い空間の喫茶店やったので、そのまま引き継いで守っていきたいと思ったのと、あとそこに来られるお客さんとそのお客さんのコミュニティも一緒に守っていけたらなと思って。」

店を守りたいという熱い心と、気さくな性格の片山さんの元には様々なお客さんが来るそうで。片山さんはなぜニューマに通い続けるのか。今回客席を覗いてみると、常連客が通う本当のところが見えてきた。

「いつもの。」「はい。」「はい。」「誰と喋っとったんですか?」「マンションの前で。」「お、アロ部屋した兄ちゃんがと喋って。」

大阪市北区中崎にある喫茶店ニューマ。常連客はなぜこの店に通うのか。客席を覗いてみると。

「あ、お金払っいいですか?」「あ、いらっしゃいまし。どうぞ。」「昼下がりの午後1時、1人の女性が来。」「いえいえですね。急にね、暑くなりました。」「いつもの。」「はい。」「はい。」「誰と喋っとたんですか?」「マンションの前で。」「お、アロ部屋した兄ちゃんがと喋ってて。そ、お兄ちゃんどこの古屋さんてヘップです言って。」「へえ。」「そのほんでハムさせた僕行ってますよ。アフロで。」「うん。アフロで。」「ま、ここちょっとふっとしますわ。」「あ、良かったです。」「はい。ほっと。」「毎忙しいからね。」「そうなんですよ。」

この常連さんのことを聞いてみると、浜村温泉の女将さん。「はい。よく利用させていただいてます。」「はい。はい。前の店はあんまり知らなかっ たんですけど、このマスターがされてから利用させていただいて本当にあのおばあちゃん気張っても親切にすごいされてるし、ほんで私らもお世話になったりお世話し たりもそういう共存されてるこの中田ならではのあの龍さと思います。」「そうかっしゃい。」「ました。どうぞ。」

いわ。やってきたのは派手なシャツを着た男性。「今日で汗と来週もう全体かんや。めっちゃ簡単でるやん。なんか火。あ、そう。来週どうするか。え、」日の熱すやりたい。ばっかりてそう。そうだろう。行ってよ。どうやらマスターに仕事の相談に来たよう。「常連さんですか?」「はい。日本舞踊の先生です。」「あ、そうなんですか。」「こう見えて日本舞踊またもう多彩なんでね。うん。いろんなことしてくれて、それこそも教室のラシ作ってくれたりとか、名刺作ってくれたりとか。うん。舞台の構成考えてくれたりとか。」「へえ。」「この長きにわる部生活を随分と助けていただきまして、マスターなしでは僕は多分こうこまで踊りはやってこれれてなかったのではないかという。」

7月9日に。「いらっしゃいって。」「79か。」「79。」午後4時。大きな荷物を背負った女性が来店。「別。」「はい。」「はい。」「それ携帯ですか?」「携帯なんですよね。できてるからケースがある。」「そう割れないように。」「ああね。こにいてもわかるし。」「そうね。あの音したいな。」周りのお客さんともフランクに話すこのお客さんかなりの常連客のよう。お話を伺ってみると。「オープン当初から来ていただいてます。」「はい。」「なんかすごい荷物多いすけど。」「あ、そうなんです。音楽やってまして、今日はこれから京都までライブに行くので、その前にマスターに会いに来ました。」シンガーソングライターとして活動するという古川さん。ニューマに通い出し、もう14年になるそうなんです。「で、ここのマさんも大好きなんで勝手に曲作ってプレゼントしたりとか。」「ええ。」「はい。」「まさの曲をどっちからリクエストですか?」「はい。あ、勝手に私が勝手にもうあのこのお店のファンで。」「あ、作らせてって言って。」お店への愛が強すぎてソングまで作ったそうなんです。一体どんな曲なのか聞かせてもらえる方に。

「このクロムの世界からだんだんだんだんと色が ついたってこの町も町の 人もゆら。」「かけろみたい。」「それでも 人が好き。」「ええ、ありがとうございます。」

お店を守り、お客さんからも愛され続けるマスターの片山さん。「ちょっと前までは街が変わるのに合わせて喫茶店のメニューとかちょっとこう進化させていかなあかんのかなとか思ってたんですけど。」「ここに来ても逆にこう守りに入るというか、新しいことせずにずっとこのスタイルを貫いていく方があのこれからこの町にはふさわしいんじゃないかなと思ってやっていってます。」

常連さんが喫茶店に通い続ける半端な宝。人の町大阪で日常の遺とマスターのこだわりが光る個性に引かれて通っていることがわかりました。